個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ46)

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緑谷は、死柄木にやられて地面に落下していく麗を見た

そして、ふと思い出した

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『ん？私の弱点？』

とある日の休み時間

麗の個性をノートに集めていた際、弱点が何なのかが気になって麗に質問した

緑「そう。五条さんの無限は見たところなんでも防げるっぽいし、弱点無いのかな〜って」

『いやぁ、そんな事あるわけないでしょ。私だって人間だよ？弱点の一つや２つはあるよ』

緑「え！？ほんとに！？」

緑谷は酷く驚いた様子でそういった

その緑谷の声で周りは何や何やと集まってくる

『１つ目は毒物。私の今の状態の無限は毒物までは判別出来なくて、防げない。だから合宿の時の毒撒き散らかした敵はちょっと天敵。まァこれは頑張って色々やったらどうにかなる。

そんで２つ目。２つ目は”空気操作”の個性。これはどーしようもねェ』

緑「”空気操作”の個性…？何で？」

緑谷は意外な麗の弱点にそう聞いた

『えっと…まず人が生きる為には、酸素絶対ェ必要じゃん。ンで、その酸素は主に空気に含まれてるだろ？だから、空気まで防ぐと私窒息して死ぬ。普通に無理

だからもしその個性を持つ人間がいたとして、ソイツが空気を刃物状とかにして私を襲ったら私は怪我する。防げねぇからな』

麗は嫌だねぇ、とため息を吐いた

『まぁ、空気操作の個性持つ奴なんか殆ど視たことねェし、そう滅多にいねェだろ。いたとしても私には絶対ェ適わねぇな！』

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あの時の彼女は、そう言って笑ってたっけ

それで僕もつられて思わず一緒に笑ってしまったんだったかな

死「この体が仕上がったらまた会おう。出来損ないの緑谷出久」

緑「お前は黙ってろ…！オール・フォー・ワン！！」

死「また、会おう」

死柄木は個性で緑谷を弾き飛ばした

緑「死…柄木…！」

大勢殺した

皆を傷つけた

許せるハズがない、許せない

けれど、あの時…オール・フォー・ワンに飲まれたお前が

緑「待て…！！お前を…必ず…！！」

あの時のお前が

あの時のお前の顔が

救けを求めたように見えた

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