個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ39)

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『あ……』

爆「一人で…勝とうと…っしてんじゃ…ねェ…っ…！！」

死「〜〜……っ…やめ…ろ…」

ズボッと、爆豪の体からソレが引き抜かれる

血を吹き出しながら地面に落下していく爆豪を見て、麗は一気に頭に血がのぼった

これまでに感じた事のない怒り

腸が煮えくり返りそうな、そんな感覚に麗の体は思考と関係なく動いていた

『このっ……！！！』

この際もう自分はどうなってもいい

無限を切って、エネルギーを一気に手の平に溜め込む

『【術式反転出力最大＿＿＿＿】は？』

遠く離れていたはずなのに、いつの間にか死柄木が目の前にいて

轟「五条ーー！！！！」

その細い体を折る勢いで抱きしめた

背中の肉に爪が食い込んでいる

麗はそれでも構わずに再びエネルギーを溜め込もうとするが、奴はそれを邪魔するかのようにガリガリガリ！！！と思いっきり背中の肉を抉った

『ぎゃああ！！！！！』

それは骨までを抉る勢いで届いており、あまりの激痛に麗は叫び声を上げた

その反動で撃った威力の弱い赫が死柄木の体にぶつかり、互いに弾かれるように空中へ放り投げられる

轟「五条！！」

空を飛べずに落下していく麗の体を轟が咄嗟に掴んだ

死「俺…の…っ……今日の戦いで………無駄な血(・・・・)が多く流れたが……彼のが最も無駄だった」

緑谷は怒りのままに死柄木の元へ突っ込んでいった

緑「取り消せ」

轟「緑谷ァ！！！」

緑谷の頭に死柄木の手が触れる

死「やっと触れた。貰うよ、ワン・フォー・オー＿＿＿」

すると、バチッと弾かれ二人の距離が離れた

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