個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ37)

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爆「……デクは信じきってっけどさァ、継承者のノート、四代目の記述だけ半端に終わってる

五・六・七は死因まできっちり書いてあるのに。何で？

以前、俺の言葉にあんたは…あんたは何か言い淀んだだろ！？…なァ、何か気付いちまったんじゃねぇのか！？オール・フォー・ワンが、」

オ「まだ。……分かってないんだ…分かってない事を断言は出来ない。少年を案じているからこそだ、君と同じように」

麗は水を飲みながら横に座っている爆豪をちらりと見た

爆「…あいつは、根っこの部分で自分を勘定に入れてねェ。きっと昔からそうで、やれる事が増えた今も…

それが不気味で、遠ざけたくて、理解できねェ自分(テメー)の弱さを棚上げして、

＿＿＿虐めた」

そういう爆豪の表情には、何の感情も込められておらず、只々静かで

麗はどう声をかけるべきか分からなかった

オ「…律儀に訓練に付き合ってくれるのは、その贖罪も含まれている…そうだろう？

緑谷少年(彼)はそんな風に思ってもいないだろうがね

エンデヴァーと似てると言ったのはその変化さ。私がこうなるまで省みる事も出来なかった

また…話し合える時がくるさ。私が言えた義理じゃないけどね」

『……まぁ、オールマイトの言う通りじゃね？私も言えた義理じゃねェけどよ

私前に言っただろ、覚えてる？”幼馴染でしか通じないナニかとかあるんだろ？”って

今のあんたら二人はまさにそんなカンジ。多分』

”幼馴染”って一括りにしてるワケではないけどさ、と麗は言う

オ「五条少女も、入学初日に比べかなり変化しているよ」

『え？マジ？』

オ「入学したての頃はかなり”天上天下唯我独尊”って雰囲気だったけど、今では周りの仲間の事もきちんと見れている。それは簡単そうに見えるけど、かなり難しい事なんだよ」

『えぇ〜…そうかぁ…？』

意外とこういうように褒められなれていない麗はオールマイトの言葉にどう反応して良いのか分からず、珍しくテレテレとしている

『私が周りから見てどう思われてるのかは知らねェけど……まァ……頑張ってる……っでも！』

”私が天上天下唯我独尊なのに変わりねェから”

オ「ハハハッ、そうだね」

麗はオールマイトの笑い声につられ、面白おかしそうに笑った

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