個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ36)

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とある日、麗達はジャージを着て体育館にいた

瀬「訓練に付き合ってほしいって？で、」

麗「何を、」

蛙「すればいいの？」

オ「悪いね皆忙しい時に」

緑「新しい力についてアドバイスをお願いしたいんだ！」

瀬「黒鞭だって？もう使えるじゃん。つか何その頭…」

緑谷の頭はアフロのようになっていて、心なしか緑谷自体も少し薄汚れているように見える

緑「これは”黒鞭でかっちゃんと五条さんを捕まえる”って訓練で負け続けた結果だよ。全然捕まえられなくてさ…

速い標的にどう対処すればいいか個性の使い方が近い瀬呂くん達に聞きたいんだ」

麗「爆破がルールにない！爆豪くん！あーた相変わらずひどいねぇ！」

爆「実戦形式ってデクから言ってきたんだよ！！！」

薄汚れているのも、麗が何度か攻撃をしたかららしい

麗「私はどうしよっか！？ワイヤーは教わってる側ですが！」

瀬「技術ってんなら相澤先生じゃね？」

オ「麗日少女には彼に空中制動時の身のこなしをご教授願いたい！」

麗「デク君いつも飛び回っとるのに？」

蛙「ぴょんぴょんしてるわ」

オールマイトはそのワケとして、「緑谷はパワーと共に滞空時間も増している」と説明をした

その後、麗は休憩をしながら訓練している様子を見ていた

爆「やれてンな」

オ「”浮遊”は体を宙に留める個性。”無重力(ゼログラビティ)と近い…先にイメージを固めておく事で、暴発も抑えられるハズだ

あとは飛びたいと意識し開錠するだけ…」

オールマイトは爆豪の隣に、少し距離をあけて座った

麗は爆豪の隣で背を壁に預けて立っている

爆「そろそろごまかしきかねぇと思うんだが」

爆豪は一言そう言った

爆「超パワーだった時とはワケが違ェ。隠しきれねェぞ、この先」

オ「”黒鞭”以外は他の者に開示しない。しかし、前のような暴発を起こさぬように習得はしてもらう

あの夜君も理解したように、大いなる力を他者へ継承させられるという事実が、人々にどのようなリスクをもたらすのか慎重に考えなきゃいけない

力を求めるのは、悪い人だけじゃない」

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