個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ34)

今日:77 hit、昨日:46 hit、合計:81,974 hit

272 ページ34

.

エ「終わりだ、死柄木弔。いくら…力を得ようとも…っ！！信念無き破壊に我らが屈する事はない！！」

地面に倒れ込んだ死柄木にエンデヴァーはそう言ってみせた

死「ハァア…！…お前ら…ヒーローは…他人を救ける為に家族を傷つける…！

父の言葉だ。信念なら…ある…あったんだ…！」

ヨロヨロと死柄木は立ち上がる

死「ヒーロー(お前たち)は社会を守るフリをしてきた

過去…何世代も…守れないかったモノを見ないフリして、傷んだ上から蓋をして…浅ましくも築き上げてきた。結果、中身は腐って蛆が湧いた。小さな積み重ねだ

守られる事に慣れきったゴミ共、そのゴミ共を生み出し庇護するマッチポンプ共

これまで目にした全て、お前たちの築いてきた全ても否定されてきた。だからこちらも否定する。だから壊す。だから力を手に入れる

＿＿＿シンプルだろ？」

死柄木の姿に思わず固唾を飲む

死「理解できなくていい。出来ないから。”ヒーロー”と”敵”だ」

エ「わざわざインターバルをどうも！！貴様も虫の息だろう！！観念＿＿＿＿」

エンデヴァーの炎を浴びても死柄木は生きて動いていた

大技を撃ち過ぎた反動なのか、エンデヴァーの火力が下がってきている

だが死柄木も満身創痍

限界を超越して動いている

死柄木はグラントリノの足を掴んで、握り潰した

緑「グラントリノォ！！！」

そして地面に叩きつけ、グラントリノは動かなくなった

緑「うわあああああ！！！！」

死「力を、」

エ「出るな！！デク！！！！」

皆が一斉に死柄木を追い詰めようとすると、死柄木は相澤目掛けて足を踏み込んだ

相「リューキュウ！！」

リ「ぬ”う”ぅ…！！」

死柄木の腕がリューキュウの翼を抉る

緑「死柄木ィ！！」

緑谷は誰よりも速く死柄木を追いかけ、１００％の力で殴った

『っ消失弾を！！？』

麗は死柄木が相澤へ消失弾を向けているのが視えた

死柄木へ向かっていた足を咄嗟に相澤に向けてエネルギーでどうにか消失弾の軌道を捻じ曲げようとするが間に合わず、相澤の足にソレが撃ち込まれた

相澤は躊躇なくナイフを自分の足に向け、切り落とす

切り落とされた足と大量の血飛沫が宙を舞った

.