個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ23)

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オ「黒鞭習得おめでとう！」

放課後、いつもの３人はオールマイトと一緒に仮眠室にいた

緑「ありがとうございます！」

オ「爆豪少年と五条少女も君たちどこまで昇りつめるの！？って具合だ…！」

爆「ンだそりゃ！！」

『死ぬまで昇りつめるつもり〜』

オールマイトは机に一冊のノートを出した

オ「結局全ては分からなかった。だが進まねばならない、次のステップへ」

そのノートにはワン・フォー・オール歴代継承者の詳細を可能な範囲で纏められているが、
残念ながら２・３代目に関しては手がかりが一切掴めなかったらしい

時代とワン・フォー・オールの性質が相俟って、記録から探るのは不可能に近かった

オ「個性が宿るとわかっていれば、歴代も何かしらの形で残していただろうに…」

爆「どーでもいいから話ィ進めろ！！俺の貴重な時間をあんたらに割きたかねーんだよ！！」

緑「黒鞭ですが、まだ一秒ぐらいしか持続出来ないので瀬呂くんや相澤先生のようには扱えませんが、補助(サポート)能力として既に協力な個性だと思います」

オ「アレ以来歴代との接触はないんだね？」

緑「はい」

第５代継承者ラリアット本名万縄大悟郎

個性”黒鞭”

身体から放出するヒモ状のエネルギーで捕縛と空中移動を得意としていた

『コイツもそーだけど、どれも特に強ェ個性持ちじゃねぇんだな。聞いた事ねェやつばっかだし』

緑「え…めちゃくちゃ凄い個性だらけじゃない！？」

爆「てめーは個性なら何でも凄ェんだろうがザコ価値観が！」

緑「それ…色んな方面にひどいよ」

だが、爆豪の言う事も間違いではない

AFOはワン・フォー・オールに固執していた

今では考えられない程に悪が力を持っていた時代で、AFOは強い者を徹底的に潰していった

歯止めの効かない悪意と支配がそれを可能にしていたのだ

地獄の中をもがき息絶える中、歴代はこの力を未来に託して紡いできた

彼らは”選ばれし者”ではない

繰り返される戦いの中でただ”託された者”であり、”託した者”だった

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