個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ20)

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エ「あの子は家族に強い憧れを持っている…俺が…壊したからだ。戻れる…やり直せると浮き足立つ姉さんの気持ちを汲もうと頑張っているんだろう…！？お前も、優しいんだ。だから、俺を許さなくて良い。許してほしいなじゃない、償いたいんだ」

夏雄はとうとう泣き出した

夏「…体の良いこと…言うなよ…！姉ちゃん凄く嬉しそうでさぁ…！でもっ…！あんたの顔見ると…思い出しちまう。何でこっちが能動的に変わらなきゃいけねんだよ！！償うってあんたに何が出来るんだよ！！」

エ「考えてる事がある」

エンデヴァーがソレを言おうとした時だった

「あああああ！！やめろォォォオオオ！！！エンデヴァアアア！！」

轟「！おい、」

「何だその姿はぁあああ！！やめてくれぇ！！猛々しく傲慢な火！！眩ゆい光！！俺の希望があぁああ！！消えちまうぅ違うやめろぉおお！！！」

敵の叫び声をかき消すようにパトカーのサイレンが聞こえてくる

緑「警察だ！良かった…！」

その後到着した警察によって、敵の引き渡しが行われた

あの敵は白線塗料を操る個性で、ブースト剤で強化していたらしい

夏「ありがとう…えっと、ヒーロー名…」

爆「あぁ？」

『アテナっす。爆豪はバクゴーだよな？』

麗はそう聞いたが、爆豪はそっぽ向いて「違う、」と答えた

緑「…えぇ！？決めたの！？教えて！！」

爆「言わねーよ！！てめーにはぜってー教えねぇくたばれ！！」

轟「俺はいいか？」

爆「てめーもくたばれ！！！」

『じゃあ私は！？』

爆「ぜってー駄目だくたばれ！！先に教える奴がいんだよ！！！」

『えぇ〜…ならしょうがね。ソイツの次に教えろ』

５人で離していると、ヤジが集まってきた

「ねぇアレ…ショートくんじゃない？」

「ヤバい、アテナもいる…！」

「嘘だろアテナじゃん…！！顔ちっせェ目ェでけぇスタイル良すぎ…！！」

麗はヤジに気付いたのか、かけていたサングラスを外してひらひらと手を振った

するとキャー！と騒ぐヤジ達

爆「てめェは何しとんじゃ…！！」

『え？今のうちからファン集め。けっこー大事よ？コレ。ヒーローになった時の支持率にも繋がるし』

あっけらかんとそう答える麗に爆豪は凄い表情になった

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