個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ19)

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爆「オイ、アンタ！」

『ちょっと、大丈夫？』

白線にぐるぐる巻きになった夏雄を助けた後、大丈夫かと聞いていると迫りくる巨大な影

爆「あ？」

すると、急に強く抱きしめられた

エ「怪我は！？」

爆「ねェよ離せ！！」

『あっつい！！』

エンデヴァーだった

夏「熱い…」

するとエンデヴァーはもう一度三人を強く抱きしめた

爆「加齢臭…！！」

『あっつい…！！』

爆豪と麗はほぼ同時にニュルポンとエンデヴァーの腕から脱出

爆「白線野郎は！？」

「違う…！おまえ…じゃ…っない…！ダメだ…ダメだぁ〜…」

轟「確保完了」

爆「クソデク！！モブ(・・)はァ！？」

緑「車に乗っていた皆さん(・・・・・・・・・・)なら大丈夫！！」

先程放おり投げられた車は、全てタイヤが地面についている

緑「完全勝利だ」

爆「うるせー！！」

緑「何で！？」

そして爆豪はエンデヴァーを見て高らかにこう言った

爆「何だっけなァNo.1！！”この冬”！？”一回でも”！？”俺より速く”！？敵を退治してみせろォ！？」

エ「あぁ…！！見事だった…！！」

悪い笑みを浮かべていた爆豪の表情は一瞬にして消えた

エ「俺のミスを、最速でカバーしてくれた…！」

爆「急にしおらしくなりやがって…！もちっと悔しがれ…！」

緑「かっちゃん…！」

夏「離っ…」

エ「夏雄…！」

夏雄がエンデヴァーから弾くように離れた

エ「悪かった…！！一瞬…考えてしまった！俺が助けたら、この先お前は俺に何も言えなくなってしまうのではないかと…」

夏「え？」

エ「夏雄、信じなくてもいい…！俺はお前たちを、疎んでいたわけじゃない。だが、責任を擦り付け逃げた。燈矢も…俺が殺したも同然(・・・・・・・・)だ…！」

夏「疎んでいたわけじゃない…？だったらなに…？俺はずっと燈矢兄から聞かされてきた。俺が許す時なんて…来ないよ、俺は焦凍みたいに優しくないから」

けたたましくクラクションが鳴り響く

街の人達が何事だとエンデヴァーと夏雄を見つめる

エ「…それでも、それでも顔を出してくれるのは冬美と冷の為だろう？」

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