個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ17)

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その後、麗達は出されたお茶を飲みながら轟家の話を少しだけ聞いた

どうやら夏雄の他に兄がもう一人いたのだが、幼い頃に山火事で死んだらしい

そして、母親が入院して間もなくの事だったから具合を悪くしてしまい、焦凍にも会わせる事が出来なかった

冬「でも乗り越えたの。焦凍も面会に来てくれて、家が前向きになって…夏だけが、振り上げた拳を下ろせないでいる。お父さんが殺したって、思ってる」

爆「だからあんな面してたんか」

『爆豪も見たんだな、轟の兄さん』

麗はお茶を一口飲んだ

エ「そろそろ学校に送る時間だ」

エンデヴァーが部屋にやってきたところで、麗達は荷物を纏めて家を出た

緑「ごちそうさまでした！」

爆「四川麻婆のレシピ教えろや」

『竜田揚げも。アレすげぇ美味かった』

轟「俺のラインに送ってもらうよ」

冬「学校のお話聞くつもりだったのにごめんなさいね」

麗は寒さにブルリと身震いをしてポケットの中に手を突っ込んだ

エ「冬美、ありがとう」

エンデヴァーはそう言い残し車に乗り込む

冬「緑谷くん、焦凍とお友達になってくれてありがとう」

緑「そんな…こちらこそ…です！」

そして車に乗って、別れを告げた

エ「貴様らには早く力をつけてもらう。今後は週末に加え…コマをずらせるなら平日最低２日は働いてもらう」

轟「前回麗日や切島達もそんな感じだったな」

緑「期末の予習もやんなきゃ…轟くん今度英語教えて」

爆「No.1ならもっとデケェ車用意してくれよ！！！」

『うるせェ耳元で叫ぶんじゃねェ！！それと重い！！』

麗は爆豪の隣に座っているためうるささに耳を塞ぎながら窓にへばり付いた

車「ハイヤーに文句を言う高校生かー！！エンデヴァーあんたいつからこんなジャリンコ乗せるようになったんだい！！」

エ「頂点に立たされてからだ」

車「ケェーーー！！立場が人を変えるってやつかい！！」

轟「(ケェ…？)」

緑「(ケェーてなんだ？)」

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