個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ16)

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その後は気まずい空気の中食事を食べ終え、食器を運んだ

緑「ていうかかっちゃんも知ってたんだ」

爆「は？俺のいるところでてめーらが話してたんだよ」

緑「聞いてたの！？」

『え、気づいてなかったの？』

緑「え！？五条さん気づいてたの！？」

爆「つーかよォ〜〜……」

さっきご飯を食べていた部屋から轟と冬美の話し声が聞こえる

爆「客招くならセンシティブなとこ見せんなや！！まだ洗いもんあんだろがァ！！」

『うっっわ……マジか爆豪』

冬「ああ！いけない！ごめんなさいつい…！！」

爆豪が怒鳴り散らしながら襖を開けたことにより麗はマジかコイツとドン引き、冬見は顔を真っ青にして謝った

緑「あ！あの！僕たち轟くんから事情は伺ってます…！」

爆「俺ァ聞こえただけだがな！晩飯とか言われたら感じ良いのかと思うわフツー！！四川麻婆が台無しだっつーの！！」

爆豪はぶつくさ言いながら食器を運んでいく

麗も食器を持って爆豪の後ろを着いて行った

緑「ごめんなさい、聞こえてしまいました。轟くんはきっと、許せるように準備をしているんじゃないかな」

轟「え、」

緑「本当に嫌いなら”許せない”でいいと思う。でも君はとても優しい人だから、待ってる…ように視える。そういう時間なんじゃないかな」

『うぉっ、すんません』

夏「あぁ、焦凍の友達か。こちらこそごめんね」

麗は緑谷の話に集中して前から歩いていた夏雄に気が付かなかった

彼はそれだけ言い残して玄関の方へと歩いていく

一瞬見えたその表情が、麗の足を止めた

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