個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ15)

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家に入ると、轟のお姉さんらしき人物が出迎えてくれた

冬「忙しい中お越しくださってありがとうございます！初めまして、焦凍がお世話になっております。姉の冬美です！」

とても笑顔で優しい印象だ

冬「突然ごめんねぇ、今日は私のわがまま聞いてもらっちゃって」

緑「嬉しいです！友達の家に呼ばれるなんてレアですから！」

爆「何でだ……！」

『諦めな。もう轟の中で爆豪は友達認定なんだよ』

爆「何でだぁ…！」

爆豪はギリギリと歯を食いしばりながらそう言った

轟「夏兄もきてるんだ」

冬「焦凍たちの話聞きたくて」

その後案内された部屋には沢山の料理が並べられていた

冬「食べられないものあったら無理しないでね」

緑「どれもめちゃくちゃ美味しいです！この竜田揚げ味がしっかり染み込んでるのに衣はザクザクで仕込みの丁寧さが舌に換気の鼓、」

爆「飯まで分析すんな！！てめェの喋りで麻婆の味が落ちんだろうが！！」

『コレ激ウマ』

麗は竜田揚げが気に入ったのか、箸をずっと動かしている

夏「そらそうだよ。お手伝いさんが腰やっちゃって引退してからずっと姉ちゃんがつくってたんだから」

緑「なるほど！」

冬「夏もつくってたじゃん、かわりばんこで！」

轟「え！？じゃあ俺も食べてた！？」

轟が驚いたようにそういった

夏「あーどうだろ、俺のは味濃かったから……エンデヴァーが止めてたかもな」

思わず動いていた箸が止まって、何ともいえない空気になる

冬「っ焦凍は学校でどんなの食べてるの！？」

轟「学食で、」
エ「気付きもしなかった、今度……」

ちょっとバカなのエンデヴァー

どう考えても今言う事じゃねェだろソレ

麗は思わずそう言いそうになる口を抑えた

夏「……ご馳走様。席には着いたよもういいだろ」

冬「夏！」

夏雄が食器を持って立ち上がる

麗は気まずさのあまり箸がさっきから止まっている

夏「ごめん姉ちゃん、やっぱ無理だ……」

そう言って夏雄は部屋を出ていった

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