個性－無下限－ 6【僕のヒーローアカデミア】 (ページ2)

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あと数日でクリスマスを迎えるとある日

共同スペースで一人、爆豪はタブレット片手に突っ立っていた

それを見つけた麗がいつも通り絡みに行く

『おーいばくごー！』

麗が爆豪の肩に腕を回すが反応はない

それほど面白いものを見ているのだろうか

『なーに見てんの……って、』

”No.3ヒーローベストジーニスト行方不明”

記事の見出しにそう書かれた文章

確か爆豪の職場体験先はベストジーニストの事務所だった筈

爆豪が今何を思っているかは分からないが変に気を遣っても爆豪にとってはイヤなだけ

『……ま、大丈夫じゃね？ベストジーニストだし』

爆「わーっとるわ。つーかてめェ肩おめーわ」

『えー、そんな重くなくね？』

そう言いながらも麗はしぶしぶといった感じで肩に預けていた腕を降ろした

そして爆豪は聞いた

”何でそんなに絡んでくるんだ”、と

『…もしかして、嫌…だった？まじごめん、次からは＿＿＿』

爆「バッカかてめェは。シンプルに気になっただけだ」

『あ！そ？なら良かったー！』

酷く悲しそうな表情から一変、今度はニコニコと笑いながらそう言った

『えーっとね、理由は特にない。強いて言えばー……なんだろ、フツーに出来るっつーか…大体そんなトコかな？別に他の奴らにはフツーにしてないワケじゃねぇけど、うーん…よーわからん！でも理由なんて必要なくね？』

ガハハ、と笑いながら麗は再び爆豪に文字通り絡んだ

爆「おっめェわ退け！！！」

『えーひっどーい私泣いちゃうー』

爆「勝手に一人で泣いてやがれ！！！」

爆豪に絡みながらしくしくと泣き真似をする麗をソファーの上に放り投げて爆豪は去っていった

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