甘党男子 . 《丸井ブン太》 (ページ2)

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甘党２ . ページ2

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分からない.

もうすぐ立海テニス部の
マネージャーになって
2年が経とうとしているのに.

練習中はﾊﾞﾀﾊﾞﾀと動いていて
正直練習風景を見ている余裕はあまりない.

それでも私がもっと部員のことを
見ていなきゃいけないのに.

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丸｢どーした？また何か部活での
悩み事か？俺が聞いてやるよぃ！｣

私が困っているとき、
いつも君は＿＿＿＿＿＿＿

そんなところがあるから、
惹かれてしまう.

『そろそろ冬練習始まるし、
トレーニングも多くなると思って.

みんながどんなトレーニングメニュー
をこなしたらいいのか、あとは
トレーニンググッズとかも用意
出来たらいいなって思ってるんだけど、

みんなどんなの用意したら喜ぶかなあと思って.』

丸｢相変わらず熱心だな.｣

『そりゃ、大好きな部員のためにね.』

丸｢俺もその大好きな"部員"の1人か？｣

『そう………だよ？』

丸｢……………そっか.

あ、俺と一緒に買いに行こうぜ！
トレーニンググッズ！｣

『え、いいの？』

丸｢当たり前だろぃ.んじゃ、決まりな.

困った時はお互いさまってもんだろ？｣

ポイッと私の口の中に
グリーンアップルのガムを放り投げる.

『ありがとう.』

丸｢ま、甘いものでも食べて
リフレッシュしろよ！｣

スタスタと行ってしまう君.

風のように現れて、風のように去っていく.

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そんな君に目が離せないんだ＿＿＿＿＿

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