ターゲット8 ページ9
Yuki side
佑亮が殺された。
一瞬の出来事だった。
床に広がる赤。
・
佑「ユーキ！シャボン玉やろ！」
佑「ひゃあああっはあああ！」
佑「僕ね……Aの笑顔これからもずっと大切にしていきたいの！みんなでA笑わせようね！」
・
嘘だよね。
すぐ起きてえへへ、痛かったなぁって笑ってよ。
ねぇ。佑亮。
Aのことこれからも笑顔にさせたいんだろ！？
ガン！！！と響く音で俺の意識は引き戻された。
男が武器を壁にぶつけて俺らに、これから戦闘が始まることを…告げているようだった。
…もう引き返せない。
せめてAだけでも助けなきゃ。
いや、助けるの。絶対に。
晃一が俺に金属バットを渡してくる。
俺はパシッとそれを受け取る。
金属から伝わる冷たさが嫌にリアルで少し背筋がゾッとする。
晃一が目で海に行けと合図する。
晃一。俺らで片付けよう。
そして、先に行った海たちを追いかけてみんなで暮らそう。
佑亮も連れていこうね。ちょっと待っててね佑亮。
晃「うわあああああ！！！」
大きな雄叫びとともに戦いのゴングがなる。
晃一は手元にあったパイプ椅子を投げ攻撃。
少し相手が怯んだ気もするが全然動きは止まらない。
こいつらやばい。
すぐに分かった。
俺も金属バットで相手の武器を受け止める。
くっそ。思ったように体が動かない。
いや、相手の力が強い。
こいつらほんとに人間か…？
晃一と稜雅が戦っている音が遠くに聞こえる。
ダメだ、自分に集中するので精一杯。
ぶつかり合う武器。
相手の振りかぶった武器を受け止めると少し体がよろめく。
俺と男のあいだに開く距離。
どう来る…。
すると男は俺に背を向け走り出した。
…？
あ！そっちには階段がある！
Aの事を追うつもりだ！
そうはさせない！絶対に殺させない！
Aの笑顔守らなきゃ。佑亮との約束だもん。絶対に守る！！！
祐「待てよ！！」
俺は男を追いかけた。
晃一、稜雅。
死ぬなよ。
あとで絶対に落ち合おう。
俺は胸の中で二人に伝えた。
その約束は
実現されることなかった。
なぜなら俺は……
……みんなは今頃外国かな…？
楽しく笑えてるかな…？
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ゆに(プロフ) - ノンノンさん» ありがとうございます(´；ω；｀) 頑張って更新続けていきます！ (2018年1月21日 22時) (
レス) id: 0eefd9f5bf (このIDを非表示/違反報告)
ノンノン - つつぎ気になります！更新お願いします！ヨロ〜 (2017年12月22日 16時) (レス) id: ac1fe2bbf6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - ひなたさん» ひなたさん！ありがとうございます（泣 少しずつですが更新していきますので完結までどうかお付き合い下さい！ (2017年12月2日 10時) (レス) id: 0eefd9f5bf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます！頑張って下さい！これからも、応援してます！！ (2017年11月30日 0時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - クソガキ推しさん» コメントありがとうございます(･_･、) ストーリーフィルムの感動を半減させることのないよう頑張りたいと思います！！ (2017年11月26日 0時) (レス) id: 0eefd9f5bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆに | 作成日時：2017年11月7日 13時
