ターゲット4 ページ4
Ryoga side
風の音で目を覚ます。
体を起こすともうすでに海が起きていた。
ん？
ソファに誰かいるのか？
稜「！？」
ソファに横たわっていたのは…
傷だらけになっているAだった。
海が水で濡らしたタオルで丁寧に傷口を拭いてやっている。
どうして…Aが
・
『稜雅ー？』
稜「んー？」
『タッチ！』
稜「ぬぇッ！？ずるいぞ！」
『えへへ、逃げろー笑笑』
……可愛い(^o^)
稜「A…」
『ん？なぁに？』
稜「タッチ(^o^)」
『Σ(・□・；)！！！！』
稜「仕返しです(^o^)」
『稜雅なんて嫌い。』
稜「＿|￣|○
もう俺、立ち直れないわ…」
『うそ、大好き笑』
女の子なんて興味なかった。
でも、君の笑った顔に自然と惹かれる自分がいた。
もっと、もっとその笑顔が見たい。
Aは特別なんだ。
俺に恋を教えてくれた。
行かないで。
なんで、俺らの前からいなくなっちゃったの…？
・
記憶の引き出しの扉がゆっくりと開く。
ずっと、
ずっと探していたんだよ。A。
そんな君がこんなにも傷だらけになっている。
俺の目はAに釘付けになった。
気づけばみんなも起き出してソファにいるAを囲むように立っていた。
きっと、みんなの思いはひとつだろう。
傷だらけの体に胸を痛ませて
Aを傷つけたヤツらが
憎い。
その時、Aが目を開けた。
怯えている。
ソファにしがみついて体を小刻みに震わせて、
俺らに怯えてる。
俺らは敵じゃないよ。
攻撃しないよ。
大丈夫。
伝えたいことはたくさんあるのに、Aの怯えようから言葉が出てこない。
ふとみんなを見ると数人が壁にかかっている写真を見つめていた。
そりゃびっくりするよな。
あの頃のままAが俺らの前に現れたんだから。
俺も正直理解できない。
でも、今はそんなことどうでも良くて。
どうしたらAに落ち着いてもらえるのか
どうしたら笑ってもらえるのか。
それで頭がいっぱいだった。
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ゆに(プロフ) - ノンノンさん» ありがとうございます(´；ω；｀) 頑張って更新続けていきます！ (2018年1月21日 22時) (
レス) id: 0eefd9f5bf (このIDを非表示/違反報告)
ノンノン - つつぎ気になります！更新お願いします！ヨロ〜 (2017年12月22日 16時) (レス) id: ac1fe2bbf6 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - ひなたさん» ひなたさん！ありがとうございます（泣 少しずつですが更新していきますので完結までどうかお付き合い下さい！ (2017年12月2日 10時) (レス) id: 0eefd9f5bf (このIDを非表示/違反報告)
ひなた - 続き、楽しみにしてます！頑張って下さい！これからも、応援してます！！ (2017年11月30日 0時) (レス) id: 37009b37c4 (このIDを非表示/違反報告)
ゆに(プロフ) - クソガキ推しさん» コメントありがとうございます(･_･、) ストーリーフィルムの感動を半減させることのないよう頑張りたいと思います！！ (2017年11月26日 0時) (レス) id: 0eefd9f5bf (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆに | 作成日時：2017年11月7日 13時
