ギフト＃2nd【ARS/病系】 (ページ12)

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なんでページ12

｢…こんばんは、｣

先生が椅子に座って、
俺もベッドの縁に腰掛けると

先生が口を開いた。

先｢櫻井さんと二宮さん、いらっしゃいましたけど会えましたか?｣

｢はい、無事｣

先生は困ったように笑った。

先｢まず……謝んなくちゃ、
いけないんです｣

｢……なんとなく、
分かります……｣

先｢……相葉さんにも、
伝えなくてはならないんです｣

｢……はい｣

先｢……落ち着いて聞いてください。

相葉さんは、

.

.

アイドルを

嵐を

.

.

.

続けられなく…
体のことを考えたら
続けられないと、思います｣

頭が真っ白になった。

覚悟はしてた、はずだったけど

粉々に、崩れ落ちた。

｢……なんで｣

先｢……｣

｢……なんで、
ニノと翔ちゃんに言っちゃうんですか……｣

先｢……｣

｢………ねえ!｣

思わず先生の胸ぐらを掴んだけど
頭がくらっとして
先生に支えられた。

先｢……無茶しないでください｣

先生の顔が、涙で滲む。

｢……なんで言っちゃうんですか…………｣

先｢………｣

｢………なんで、俺なんですか………………｣

先｢………｣

｢………なんで、今なんですか……｣

先生は悪くないのに
先生を罵る言葉を沢山叫ぶ。

……翔ちゃん、ニノ………
どんな思いで、
さっき抱き締めてくれたの?

………松潤、リーダー……
もう、一緒にいれないの?

先生が、泣きわめく俺を
そっとベッドに横たえて

｢……ひとりにしてください!……｣

俺の声に、先生まで泣きそうになりながら

部屋を出て行った。