s side ページ14
急いで、飛び出して、楽屋に向かった
────ガチャ s「...はぁ...はぁ...」
2「...せんが!」
s「...待たせちゃってごめんなさい。」
2「...謝んなよ。なんか、あった?てか、どうしてそんな髪濡れてんの?」
s「...え、あ、トイレ行って顔洗おうとしたら、髪まで濡らしちゃった。笑」
2「...なんだよそれ。笑」
「ほんとに、なんもないの?」
s「...うん。途中ちょっと休ませてもらったりしたから、遅れちゃったの。俺が悪いの。」
急に二力が俺の事を抱きしめた。
2「.....千賀は悪くないよ。よく頑張ったね。」
二力が俺の頭をポンポンってしてくれた。
ちょっと泣きそうになっちゃった。
でも、泣かないよ。
俺決めたんだ。
メンバーのために、ニカのために、
自分1人で立ち向かうって。
本当は、助けてって叫びたい。俺が助けてって言ったら、二力は飛んできてくれるでしょ。
でも、二力まで痛い思いしちゃう。
大好きなメンバーが傷つくのは、自分が痛い思いするよりも辛いもん。
俺、今までいっぱいみんなに、甘えてきちゃってたけど、俺でもみんなのこと守れるよって言えるように、強くなるね。
2「...千賀?...また、熱上がっちゃったね。」
「早く帰ろう。」
s「...うん。ちょっと疲れちゃった。...」
二力が俺の事、支えながら、歩いてくれる。
今だけ、ちょっと甘えてもいいかな?
二力の方に首を傾けた。
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brownanimal(プロフ) - REOさん» コメントありがとうございます!とても励みになります! (2019年1月21日 14時) (レス) id: ff58d7ef60 (このIDを非表示/違反報告)
REO - とても感動しました。続きが気になります!連載お願いします! (2019年1月20日 21時) (レス) id: dec2c5a9df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:brownanimal | 作成日時:2019年1月5日 17時