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...
『っ!』
「うわっ。ビックリした」
ふとした瞬間、目の前には高木でも、大ちゃんでもなく薮さんだった
体にかかっている毛布と、寝転がっているのはソファー
『ゆ、めか...』
「お前、うなされてたぞ」
そう言って肩を掴み抱きしめてくれる
まるで、恋人同士みたいじゃないか...
恋人...恋人...
“『俺は、薮さんが好きです』”
あれ。俺...
「お前、俺に告ったんだよ。覚えてないか?」
『あれ、嘘じゃ、』
だんだんと頰が熱くなってくる
薮さんにとってはどうって事ない事だとしても、人生で一度も告白をしたことのない俺にとっては、一大事である
「無責任な奴だな」
『す、みません。あ、返事...」
「なんだと思う?」
『ほえ?』
「ま、頑張って思い出すんだな」
そう言って頭を撫でられる
その手が暖かくて、胸がドキドキと生々しく音を立てる
『あ、資料!』
大きな声を上げた俺を、またもや驚いた顔をして薮さんは見るとフニャリと笑い「お前、やっぱり面白いな」と言われる
「バッチリだよ」
『すみません、俺...』
「全然、気にすんな」
今までと違う薮さんの対応に、さっきからドキドキさせられてばかりである
まるで、特別扱い
まるで、恋人扱い
これじゃまるで...
“「ありがと...でも、ごめんな」”
『フラれた...か、』
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tapico(プロフ) - 不思議な子猫さん» コメントありがとうございます。久しぶりに更新したので、読んでいただければ幸いです。また、亀更新となってしまうかもしれませんが、これからも優しく見守って下さい。応援ありがとうございました! (2018年12月5日 12時) (レス) id: d8ce851c6d (このIDを非表示/違反報告)
不思議な子猫(プロフ) - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2018年7月24日 20時) (レス) id: 9d78fca5dc (このIDを非表示/違反報告)
tapico(プロフ) - I__Mzkさん» 教えて下さりありがとうございます。新作として出す事に気を取られすぎていまして、読み返しがしっかりとできておりませんでした。見つけ次第、すぐに直させていただきます。的確に、言っていただきありがとうございます。 (2018年1月1日 11時) (レス) id: 6366ceb526 (このIDを非表示/違反報告)
tapico(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます。蒼様の好きなシチュエーションを上手く使いこなせるか心配ですが、頑張っていくのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2018年1月1日 11時) (レス) id: 6366ceb526 (このIDを非表示/違反報告)
tapico(プロフ) - misakiさん» ありがとうございます。できれば、更新をたくさんしていきたいのですが亀更新になることが予想されます…なので、長くなるかもしませんが最後までお付き合いよろしくお願いいたします。 (2018年1月1日 11時) (レス) id: 6366ceb526 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:tapico | 作成日時:2017年12月30日 18時