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『だ...い、ちゃ...ん』




薮さんの頰に珍しく冷や汗が垂れているのが分かった。焦っている。珍しくだ

今までの薮さんでは考えられないような表情をしている


ゴクリと唾を飲んだのが近くにいる俺じゃなくても分かるぐらい静かな部屋には響いた




「どうして君がここに?」


大「伊野ちゃんの事が気になって...」




スルリと薮さんの手が服から抜かれ、その体温がどこか寂しく感じる




「嘘なんだろ?」


『や、ぶさん?』


「もっと違った理由があるんだろ?有岡くん」




何を言っているのか俺には分からなかった

それでも、2人の会話は次へ次へと進んでしまう。すると、急に大ちゃんが下を向いた

大ちゃん...?

いつもと違うその様子に俺は目を見開く




大「ある人から聞いたんですよ、あなたの女癖。でも、違いましたね。見たところ男癖と言った方がいいですかね」


「男癖って」




微笑みながら言う大ちゃんに薮さんは目を細めた




大「でも、驚きましたよ。まさか、男に手を出していたなんて」


「何言っているんだ?」


大「薮さん。本当は、俺ある人の事を聞こうと思ってきたんですよ。この人、見覚えありますよね」




そう言った大ちゃんは一枚の写真を薮さんに見せた


誰にでも笑顔を振りまいている大ちゃんにしては、薮さんを見ているその目は怖く感じた

二人の話に入れず、ただ置いてけぼりな俺は小さくなっている事しかできなかった




大「八乙女光。あなたもよくご存知ですよね」

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tapico(プロフ) - 不思議な子猫さん» コメントありがとうございます。久しぶりに更新したので、読んでいただければ幸いです。また、亀更新となってしまうかもしれませんが、これからも優しく見守って下さい。応援ありがとうございました! (2018年12月5日 12時) (レス) id: d8ce851c6d (このIDを非表示/違反報告)
不思議な子猫(プロフ) - とても面白いです!これからも頑張ってください! (2018年7月24日 20時) (レス) id: 9d78fca5dc (このIDを非表示/違反報告)
tapico(プロフ) - I__Mzkさん» 教えて下さりありがとうございます。新作として出す事に気を取られすぎていまして、読み返しがしっかりとできておりませんでした。見つけ次第、すぐに直させていただきます。的確に、言っていただきありがとうございます。 (2018年1月1日 11時) (レス) id: 6366ceb526 (このIDを非表示/違反報告)
tapico(プロフ) - 蒼さん» ありがとうございます。蒼様の好きなシチュエーションを上手く使いこなせるか心配ですが、頑張っていくのでこれからもよろしくお願いいたします。 (2018年1月1日 11時) (レス) id: 6366ceb526 (このIDを非表示/違反報告)
tapico(プロフ) - misakiさん» ありがとうございます。できれば、更新をたくさんしていきたいのですが亀更新になることが予想されます…なので、長くなるかもしませんが最後までお付き合いよろしくお願いいたします。 (2018年1月1日 11時) (レス) id: 6366ceb526 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:tapico | 作成日時:2017年12月30日 18時

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