阿吽の呼吸2 ページ4
岩泉「自業自得だ」
『ひどい!何で!?』
岩泉「自業自得だから、に尽きるだろう」
『岩ちゃん、ほんと語彙力と理解力無いよね!?』
岩泉「あ"?」
そういうの聞いてるんじゃない!
『岩ちゃんは部活、やっぱ男バレ希望?』
岩泉「話逸らすな。おう、ほぼその為に北一志望したようなもんだしな」
『だよねー』
岩泉「及川だって女バレだろ?」
『まぁ、そうなんだけど...流石に小学校の頃みたいに頼み込んで私が男バレに参加するわけにはいかないしねー』
岩泉「?女バレと男バレ、多分終わる時間ほぼ同じだろうが。朝練も同じ時間帯だろうし」
『そうだね!』
岩ちゃん本当鈍感っ!君はどっかの少女漫画の主人公かな!?こちとら何年片想い拗らせてるとお思いで!?割と色んな人にバレてるのにね!一番近くにいるはずの岩ちゃんになんでバレないのかマジで不思議☆
岩泉「...合わせたいのか?」
『え、あぁ、うん。そう』
岩泉「いつもの体育館は週末開放してるだろうし、大丈夫だろ」
『うん、そだねー』
そうじゃないんだけどな...
『はい!この話はおしまい』
岩泉「テメェから始めたんだろうが!」
『あれ?そうだっけ?』(すっとぼけ)
岩泉「イラァ))...」
『いったーい!!』
『無言で殴らないでくれる!?』
岩泉「ナグルゾー」
『痛い!痛いから殴らないで!』
『それに”無言で殴らないで”って言ったけど”言ってくれれば殴っていいよ”とも言ってないから!』
岩泉「つくづくめんどくせー女だなー!お前!」
『酷いっ!』
岩ちゃんが冗談で言ってるのが分かるからまだ凹まないけど、これが本気だったら私、膝から崩れ落ちてたよ!無神経で鈍感な女誑しめ!
岩泉「悪い、殴っていいか?」
『なんで!?殴らないで!...って言った傍から殴るな!』
岩泉「なんか、苛ついたから」
『岩ちゃんはエスパーか、なんか!?』
岩泉「やっぱ元凶お前か...なんとなく察しては居たけどな」
『だからって全部、暴力、武力で解決するのはよくないと思います!』
岩泉「お前だから良いんだよ!」
『何!?それ!?』
これ普通の状況だったらトキメクんだろうけど、状況が状況だからね!悪いけどトキメカないかなー?でも、もう一回言って欲しいな、こんな状況でもいいから!録音する(?)
『なーんてね』
岩泉「は?何が?」
『何でもないですぅ』
岩泉「おい、こら。走んじゃねー!」
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作者名:R E N | 作成日時:2022年10月9日 21時