記憶 ページ5
オサム「全くもってその通りだよぉ」
『気持ち悪ィ!』
オサム「ホントに酷いな!?」
『あ、そうだ、手前ェの年齢聞いていいか?』
オサム「僕?僕は12歳さ」
『じゅっ!?12!?』
オサム「あぁ。僕は10代前半には見えないとよく言われるのだが、そんなに...」
『そ、そんなに?』
オサム「...」
オサム「色っぽく見えるかい?」
『は?』
何故か、色っぽい顔をしながら言う変 態
『は?』
オサム「二度目の”は?”は流石に恐ろしいよ?」
『老けて見えるの間違いだろ?』
オサム「わぁお、なんという毒舌〜☆」
『腹立つ、殺す』
オサム「サラッと殺害宣言しないでくれる?」
オサム「しかも、殺害動機が腹立ったから...って、短気は損気だよ?」
『誘拐されたから、手前ェを
オサム「明らかに過剰防衛」
『知らねェし、手前ェさえ殺せれば他はどうだって良い』
オサム「例え犯罪
『当たり前ェだろ、カス』
『それくれェの覚悟はあるぜ、ダザイ?』
オサム「冗談に聞こえないのだよ...」
『冗談じゃねェしな』
オサム「最近の子はほんっとうに恐ろしいね」
『手前ェも12歳なら十分”最近の子”だろ』
つーか、
オサム「確かにそうだね」
オサム「ま、いいだろう。
『た、多分...』
オサム「多分?」
『おう、お前と目が合う前の記憶がほぼねェ』
オサム「なるほどね...では、何故名前を云えたのか聞いて構わないかい?」
『あぁ。なんとなくしっくり来た単語だったからな。”中原中也”、そして”A”』
オサム「...よし、君の事情はなんとなく分かった」
『事情?』
オサム「こっちの話だよ」
『そうかよ...』
オサム「さて、これからどうしたものか」
『取り敢えず、この場所について説明してくれや』
オサム「それもそうだね」
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作者名:R E N | 作成日時:2023年7月25日 13時