入間の護衛は素敵帽子くん気味（？）【魔入りました！入間くん×微文st】 (ページ3)

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青鯖野郎ページ3

「起き給え、少年！」

そんな言葉が鼓膜を揺らした。

『あ゛？』

「怖い怖い怖い」

『うぜェ...』

「酷くないかい、一応、僕は君の命の恩人なのだけど」

『...チッ、手前ェ、名前は？』

「無視かい、少年？ま、いいや」

その軽薄さが殺意を駆り立てる。本気(マジ)で、殺してやりてェ...

「僕はダザイ。ダザイ・オサムだ。」

『太宰...』

思わず顔を凝視する。
一旦ここで状況を整理する。
...記憶が始まったのは、鏡の前あたりから。そして、斜め後ろには”擂鉢街”的な何かがあった。となると、今中原中也(俺)という人格は生まれたばっか。
なら何故こんな早く太宰(仮)と中也(俺)は出会ってんだァ？中也が太宰に会ったのは擂鉢街の爆発から9年後。これは、「太宰、中也、十五歳」によって確定事項。つーか、そもそも荒覇吐は中也が生まれて４年経ってからだ。
今俺は多分４歳児(目線の低さでもある程度にはありそうな知識、そして舌っ足らずなところから)、某天空カジノの支配人とほぼ同い年だ(？)。なら、太宰と会ってるわけがねェ。待てよ、そういや太宰(仮)の背中に羽が生えた様な...
俺はそこで恐る恐る自分の頭を撫でる。そこには

『は？』

オサム「どうしたんだい？」

小さな角があった。

『...羽は...』

羽が出るように念じると背中の違和感より羽が出たことを察した。

オサム「え”？逃げるのかい？」

『嘘だろォ！？』

オサム「何がだい？というか、君の羽は美しいね」

『きッつゥ』

オサム「？？？？」

オサム「君は本当に面白いね、訳が分からないよ」

『そうかよ！！！！』

オサム「何故に逆ギレ！？」

オサム「却説(さて)、僕は自分の名前を言ったのだ。君も名前を教えてくれるかい？」

『A』

じゃァ、ねェな。一応中也の体(仮)だしな

『中原中也d((「ナカハラ・チューヤ・Aか」おいコラァ、青鯖野郎！人の言葉を遮るんじゃねェ！』

オサム「青鯖野郎ってなんだい？失礼じゃあないかい？」

『失礼で悪かったなァ！？』