010 ページ10
▽
.
私の失恋はまだまだ続くもので…
第14回目・第15回目は
大してめちゃくちゃ好きなわけではなかったが
周りが恋愛盛りの20歳。焦っていたから
告白して付き合ってくれたらなと思っていたのだが
まんまと振られてしまった。
そして、
そのときに言われた言葉で忘れられないのが
"俺が100円の板チョコならお前はGODIVAなんだよ"
…褒められているんだろうけど、複雑な心境だった
第16回目〜第18回目は社会人になってから。
昔から、近くにいる人を好きになる傾向があるのか
毎年1人ずつ同期、同僚と好きになっては告白して
気付けばもう25歳。そろそろアラサーですよ。
という頃に出逢った今回の人は
久しぶりに再会した中学時代の同級生だった。
色々努力した成果が出たのか
"綺麗になったね" と言わせることができたし
あまり饒舌にならないように話を聞く側に徹底した。
しかし、やはり届かなかったのだ。
"とんでもない王子様" なんて現れないことは
本当はわかっているのだが、
どうしても、そう信じていないとやってられないのだ
もはや、すでに女を辞めたくなってしまっている。
私なりになぜ恋愛対象になれないのか
分析してみたことがある。
そのときにたどり着いた結果は、"服装" だった。
男は第一印象で相手が恋愛対象かどうかを
見極めるとどこかで聞いたことがある。
個性的ではないし、ツートーンコーデではあるものの
どこか派手に見えてしまう私の服装だと
"隣に並びたいとは思わない" のだとも言われた。
けれど
レディース服は可愛いし自分を飾ることは好きだし
なんやかんや、自分のスタイルは曲げられないのだ。
同じ服好きの廉は
「その辺のダッサい女より100倍お前の方が良い」
と、言ってくれたのだが
そのダッサい女相手に欲満たしてるのは誰だよ!と
同じように派手な服を着ていてもモテまくる廉に
勝手に、かなりのジェラシーを感じて
心の中で噛みつかずにはいられなかったのだ。
生憎、この派手な出で立ちにより
恋愛経験ゼロには見られない私は
なんなら高校の頃から友達と恋バナになれば
"Aは何人と付き合ったことあるの?"
と、経験ある前提で聞かれてしまう。
そして、ゼロですと伝えたところで
隣で同じようにゼロですという女の子とは違い
"ウブで可愛いねっ" なんて言ってもらえないのだ。
△
400人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Raine. | 作成日時:2020年5月27日 17時