Her Broken Hearts. (ページ43)

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☆ 07 ページ43

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胸に触れた手を動かせば、

Aの手が俺のTシャツをギュッと掴む。

先端に触れた瞬間、感じてくれたAは

反動で俺の唇から離れていき、顔を胸元に埋めた。

『…A』

名前を呼べば、Aは目をトロンとさせて

上目遣いで俺を見上げた。

『…直接見たい。』

その言葉を聞いた途端に、Aの目の奥が揺れる。

怖い、恥ずかしい、どうしようなどの感情が

多少なりともAを戸惑わせているようで。

『…大丈夫。俺を信じて？…な？』

小さく頷いてくれたAを起こし

まずは自分のTシャツを脱げば

俺の体を見たAは、顔を赤くして目を逸らす。

『…Aも、脱ご。』

Aのカットソーの裾に手をかける。

けれど、その手はAに握られて阻止された。

『…怖い？』

「…、、、恥ずかしい…っ、」

『…そっか、、、今日はここまでにしとこか。』

俺は、決めていた。Aに無理はさせないと。

Aにとって、"ハジメテ" はどれほど重要なのか。

ずっと近くで見てきた俺なりに

わかっているつもりだったから。

「…っ、やだ…っ、辞めないで…っ。」

『…でも、』

「…大丈夫。…恥ずかしいけど、大丈夫だから。」

けれど、Aの意志は強かった。

それも、"廉なら" と言ってくれているAが

愛しくて仕方がない。

なら俺は、これでもかと言うほどに優しくしようと。

『ほんまにええねんな？』

「…うん。廉…脱がせて？」

『…っ！！』

チラチラと、目を合わせようとしてくれているA

俺は、彼女の言葉に思わず理性がぶっ飛びそうになる

…そんな可愛い顔して煽るようなこと言うなや

カットソーの裾をたくし上げて脱がせると

色白な体が、露わになった。

…意外とでかい。

腕を隠しきれていない胸の前でクロスさせ

モジモジしてる姿がたまらなく可愛くて。

優しくその腕を掴んで広げさせると

目に飛び込んでくるのはブラに覆われた膨らみ。

『…綺麗。』

その言葉に、さらに赤面させたAに

ひとつ、触れるだけのキスを落とせば

そのまま顔を、谷間に埋めてみる。

…いい匂いする。

まさに "女の匂い" だった。

「…廉、くすぐったい…っ、」

『…ん、A、綺麗やで。』

Aのそれに触れながら、キスを深くする。

そして、Aがキスに気を取られているうちに

俺は遂に、背中のホックを外した。

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