蛇王様。 ページ12
周りはいつもエンマ君。エンマっと言うけれど。
私は絶対にカイラさんだ。
「カイラさん。私はカイラさん応援隊ですからね！」
「は？」
カイラさんはなんの事か分かっていないようですが、構いません。
私はカイラさん派ですから。
＊＊＊
エンマさんはみんなの太陽みたいな感じで。
それはもう絶大な人気である。
明るく、優しく、気さくで。なんでもできちゃって。パーフェクトである。
だから
「エンマ君っ！」
「エンマ君凄い！」
彼の周りには沢山の妖怪が集まるんだと思う。
カイラさんはというと
周りには誰もいない。
でもカイラさんは、例えると美しい月だと思う。
エンマさんと違って明るく、元気いっぱい！ではないけれど、
優しいし、冷静にいつも物事を判断していて。
「やっぱりカイラさんっていいなぁ。」
「は？」
カイラさんはいつもこういうけどね。
彼は自分がハーフなのが凄く嫌みたいだけど、私からみたら、それもカイラさんの魅力の1つであって。
彼が人間と妖怪のハーフだからこそ、人間の気持ち、妖怪の気持ちどちらも気づいてあげられるって思う。
「やっぱりカイラさんカッコイイよ…」
「……頭大丈夫か？」
カイラさんはやっぱり冷たいけど、
でも、なんだかんだ私の隣に座って聞いてくれてるのだから、笑ってしまう。
「優しい。カイラさん。」
「勝手に言ってろ。」
恥ずかしそうに顔を反らす姿がとても可愛くて。
照れ屋さんなんだなぁって、思う。
「ずっとずっとカイラファンです。私。」
「…勝手にしろ。」
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
なんか闇カイラさんのやつ見て、書きたくてたまらなくてかいてしまいました〜
炎魔棍って伸びるんですね……。
↑漢字間違ってるかもです。
続く
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