正々堂々【ブラッククローバー】 (ページ4)

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────数日後

いつも通りの朝(もう昼)
いつも通り下の騒がしさで目を覚ます

『……今何時？』

誰もいない部屋で1人そんなことを呟いても誰も返事なんか返してくれるわけもなく
とりあえず広間に降りる

«誰かいるかァァ！！！！！！»

────ピタ

まるでこの世の終を知らせる声に広間に入りかけた足を止める。

壁の隙間からこっそり顔を覗かせればそこには地獄が広がっていた

『げ』

メレオレオナ｢ん？貴様、何をコソコソ隠れている！｣

『んぎゃあああああ！！！』

目が合ってしまったが最後。お決まりのごとく炎の手に捕まり放り投げられる

ヤミ｢なんだ今のデケー音は。ゆっくりウ○コもしてられ……｣

そしてタイミングよく現れたすーさん

ヤミ｢猛獣が侵入したァァァ！！全員速やかにアジトを出｣

の上に背中から落ちてきたあたし

『ご、ごめんすーさん。』

マジ申し訳ない。でもこれ不可抗力。私、悪くない絶対

メレオレオナ｢黙って受け取れ莫迦者｣

すーさんの前に置かれたのは酒瓶

ヤミ｢……えーと、一口飲むと喉が焼けただれる地獄の酒ですか？｣

メレオレオナ｢フエゴレオンの見舞いの礼だ
本当に死にたいか？

それから｣

『ヒィ！！』

今度は人を殺さんばかりの鋭い視線をあたしに向けると

メレオレオナ｢聞いたぞ、貴様があの場で治療をしていなかったら助からなかったそうだな
感謝する｣

『……ぇ？』

メレオレオナ様の意外な行動に目を丸くする

あ、あたし今…何、された…？
頭撫でられた！？！？

メレオレオナ｢ついでだ、連れていく｣

そのまま何事も無かったかのようにアスタ、ノエル、ラックの3人を捕まえアジトを後にするメレオレオナ様

その背中が見えなくなったところでやっと正気に戻り急いで頭を撫でくり回す

『あ、あ、あたしの頭……潰れてないよね！！？』