メゾン・ド・ゴースト[BTS]

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午後6時

目覚ましが鳴ると同時に目を覚ます



重い体を上げ、カーテンを思いっ切り開く

顔を斜め上に向け満点の星を眺め、ついでに伸びをする



満足すると顔を下に向け、100階から見下ろす景色を堪能する



ここは高級マンションsolitaire(ソリテール)


ゴースト界の名だたる金持ちが住んでいる


私もその中の1人だ




しばらく外を眺めていると


ピーンポーン
と音が鳴った


インターホンを見るとニコニコと笑顔で手を振る彼



ドアを開けるともの凄い勢いで容赦なく抱きついてきたが、いつものことなので容易く抱きとめる



JK「ヌナまた細くなった？」


「最近絞ってるからね」



JK「ダメだよ痩せたら。今の抱き心地が最高なのに」


「そう？」


JK「うん」


ヌナが痩せたらヤダ〜と私の肩に顔を埋め駄々をこねるジョングク



彼は悪魔だ。



しかも魔力が強く、悪魔界で有名なチョン家の御曹司である


この駄々をこねる様子からは全く想像がつかないが、、





まだ駄々をこねるジョングクの頭を2、3回ポンポンと叩いてから離れる



「私着替えるから出てって」

という言葉を添えて



するとジョングクは唇を突き出しブスッとした表情で拗ねる



そんな顔をしても私からしたら可愛い以外の何ものでもない



仕方なく

「分かった、出ていかなくていいから。着替え見なければいいよ」


と言うと嬉しそうに目を細め再び私に抱きついてきた

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