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情報と脳裏に焼き付いたあの顔【夢沢夏美】 ページ41

緊急招集で呼ばれた幹部会議にて決まった私の参加



2日で10人を殺した辻斬りの処罰を私もしなければならない


千尋君に貰った情報によれば方法は酷く、身体をバラバラにされた者、首を斬られた者、心臓をひと突きされた者....キリがない


そして共通するのは、目撃者すらも殺していること


ここまで頭に入った。だが私が気がかりなのは別の事で


(何故あの時、睦月さんはあんな顔をしていたのだろうか)


目に光がなく、人形のように無表情


恐怖していた訳では無いと私は感じた。睦月は人斬りとして恐れられていて実力者でもある


今更辻斬りに対して恐怖は感じないだろう


ならば何故?



「んぁー!もう分からないよー…」



悶々としたこの気持ちを、どうすればいいのだろう



思い悩んでいるとスーッと襖が開く音が


?「大丈夫っすか?めちゃくちゃ悩んでましたけど」

信乃「……いきなりびっくりしたよー


蒼司君」



隊長好きのお調子者である蒼司君。彼もまた私と同様に選ばれた1人である


蒼司「きっと、みんなが居れば平気っすよ!信乃ちゃんだって強いんだし!」

信乃「ううん。蒼司君の方が強いよー…


でもね、ひとつ分からないことがあるの」

蒼司「なんすか?」

信乃「八雲君と明魅乃から帰る時に如月兄妹に会ったんだけど…

辻斬りの話題をしたら睦月さんが怖い顔になっていたのー…」



今私の頭の中に幾つか考察が浮かんでいる。でも1番有力なのは…1番あって欲しくない事


もし、睦月さんが何かを知っていたら……



蒼司「……そうっすか。」



彼は何も言わず、隣で私の話を聞いてくれた



もしも、……あって欲しくない結果であっても



私は……彼等のために…命を懸けて戦うしかないんだ




信乃「ごめんねー。聞いてくれてありがとう。お陰で覚悟がついたよ」

蒼司「覚悟っすか?」


信乃「辻斬りが誰であれ、どんな結末を迎えたって、私は彼岸花に尽くす


……出来ることなら、みんな無事であることを祈るよー」




私はいつもの調子に戻した



頭の中で不穏な考察が浮かぶ前に

瞳【暇猫】→←幹部会議【ちょこくりーむ】



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夢沢夏美(プロフ) - 更新しました (2019年1月29日 16時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)
夢沢夏美(プロフ) - 更新します (2019年1月29日 16時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)
月輪(プロフ) - 終わりました (2018年9月30日 0時) (レス) id: 70f70208e4 (このIDを非表示/違反報告)
月輪(プロフ) - 更新してきます (2018年9月29日 23時) (レス) id: 70f70208e4 (このIDを非表示/違反報告)
夢沢夏美(プロフ) - 終わりました (2018年9月28日 11時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:血塗られし彼岸花参加者 x他6人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月17日 21時

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