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幹部会議【ちょこくりーむ】 ページ40

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「さて、グダグダ話していても仕方ない。本題に入ろう。今回のメンバーを決めるぞ。」


環は幹部たち全員を見渡せる席から、よく通るハスキーボイスで言った。


「どうしますか?局長。」


怜南が悩んでいる。


相手は辻斬りだ。

迷わない方がどうかしている。


「祭、薔薇隊からは誰を出したいか、推薦はあるか?」


「やはり、主戦力は薔薇隊から出したいと思う。俺、睦月、風、貴成、八雲。こんなもんか?」


「そうだな……。他の隊のメンバーも合わせて……まぁ、大体、7人位か?」


一応、全員に問うように言った。


「いや、10は欲しい。出来るだけ多く。」


それに即答したのは祭だった。

環はかなり驚いた表情を浮かべる環。


「祭、そんなに連れていってどうするんだ?そんなに居ても邪魔なだけだ。」


今まで黙っていた、廉が反対する。


「いや、駄目だ。10以上は確実にいる。」


「祭、どうしてだ?理由を聞かせてくれるか?」


責めも反対もせずに環は聞き返した。

祭は一瞬、迷ったような表情を浮かべた。

しかし、すぐに普段の表情に戻り、


「野生の勘……ですかね?」


適当な彼らしい返答だ。

すると、総長の怜南は祭に賛成らしく、すぐにきちんとした理由を続けた。


「多い分には良いと思います。相手がどれ程かもわかっていないのだから。怪我や事故を減らすためには、寄ってくる民衆を寄り付かせないようにする人員も必要です。」


「……多い分には構わないということだな。確かにその通りだ。…よし、10人だ。」














こうして、長々と会議は続き、今回のメンバーは、


環、怜南、祭、睦月、風、貴成、八雲、廉、蒼司、信乃。


の計10人になった。

戦闘は薔薇隊メンツ、サポートを菖蒲隊にしてほしいとのこと。


そして、その他は辻斬りについて、情報を集めてほしいとのこと。




 


 
 

 
こうして、幹部会議は終わった。

情報と脳裏に焼き付いたあの顔【夢沢夏美】→←怠惰【ゼロ】



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夢沢夏美(プロフ) - 更新しました (2019年1月29日 16時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)
夢沢夏美(プロフ) - 更新します (2019年1月29日 16時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)
月輪(プロフ) - 終わりました (2018年9月30日 0時) (レス) id: 70f70208e4 (このIDを非表示/違反報告)
月輪(プロフ) - 更新してきます (2018年9月29日 23時) (レス) id: 70f70208e4 (このIDを非表示/違反報告)
夢沢夏美(プロフ) - 終わりました (2018年9月28日 11時) (レス) id: 3b66c3af26 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:血塗られし彼岸花参加者 x他6人 | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年9月17日 21時

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