今日:5 hit、昨日:1 hit、合計:19,172 hit
小｜中｜大
✿✿✿ ページ21
「横山…」
『侯隆やろ…？』
近づいてきた顔に瞳を閉じると唇が優しく奪われた。
すると、突然身体が宙に浮かぶような感覚に襲われた。
「よ…侯隆…？」
『嫌なら殴れ』
ただ一言抱き上げた私に言うと、横山さんはそのままエレベーターの上のボタンを押した。
行き着く先は最上階の広そうな部屋。
片手で鍵を開けて中に入ると共にベットへと沈みこんだ。
「殴れって…そんな事出来ないの知ってますよね…？」
『ほんまに嫌なら出来るはずや』
横山さんはネクタイを緩めると私の唇を塞いだ。
駄目なはずなのに…拒めない。
帰らないといけないのに…横山さんの優しい愛情に私は身を任せてしまった。
お互い堅苦しい黒い服を脱ぎ捨てれば、白いベットの上で乱れ堕ちる。
横山さんの露わになった白肌に私は身を寄せた。
白の世界で黒い宝石が寂しく月明かりに照らされていた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 108人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：夜 | 作成日時：2021年11月10日 20時
