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横｢はい、マスク｣
『ありがとうございます…』
横｢車内の温度、大丈夫？｣
『はい…』
横｢…薄着すぎへん？大丈夫？｣
『…はい、大丈夫です…』
優しさが言葉から伝わってくる。本当に…甘えてしまいそうになる。でも、
『そ、そろそろ、出発しません…か？』
横｢あ、え、うん、ごめん、｣
かれこれ車内に滞在5分ほど。
少しオーバー気味に過保護な気がする笑
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
車内は、穏やかな時間だった。
山田さんのお話や、今日は職場で村上専務と話したとか。
必要以上に話さなければ、適度な相槌をくれる。
料理を山田さんに教えて貰えることを嬉嬉として喋ってしまい、早口になれば、合わせて横山さんも会話のラリーを続けてくれる。
まるで、母に今日の出来事を話してるような。
一方的な私の話で申し訳ないと言うと、
横｢もっと聞かせて？色々知りたいやん、Aさんの事。｣
なんて言われて、少し暑いふりをした。
窓の隙間からの風を求めたのに、風邪が悪化すると言われて、開けさせてくれないからやっぱり過保護。
私はもっと、横山さんの事知りたいのにな…。
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿
屋上に駐車場のある大きめなスーパーに到着。
フロアが2つに別れていて、2階が生活用品や薬局や衣服売り場のあるフロア。
1階が生鮮食品や、併設されたパン屋など、とても充実した食料品のフロアだ。
『大きいですね…』
横｢俺も最初は迷ったわ。笑｣
横｢さ、夕方やし混んでるし、早めに買うて帰ろな。｣
『はい、あ、あの、何食べたいですか？』
横｢んー、なんでも嬉しいけど、あんまり無理させたないし…ベタにカレーがええな。｣
『 はい、わかりました。』
些細な言葉の欠片の中に、気遣いを感じる。
横｢ん、野菜こっち。｣
テキパキと、カートとカゴを掴んで押していてくれる後ろ姿に、キュンとした。
お買い物してる主婦の方も、何だか横山さんに見惚れてる気がした。
今は、、
私の横山さんだもん。
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弥生 - すっごくキュンキュンします！！これからも頑張ってください！！応援しています！！ (2020年8月5日 15時) (
レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
シャート - 何回もこのお話は読ませていただいているのですが、何回見ても良くていつも楽しませてもらっています！！これからも頑張ってください！！応援しています！ (2020年6月4日 19時) (レス) id: 70b9e10207 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ちしる | 作成日時：2020年5月9日 15時
