やめてください、ジャンハオ先生！

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あんなイケメン

なんで今まで気付かなかったんだろう。




でも、確かに彼は 3-5 の靴箱の所に居たし


同い年だったってことだよね？





いやいや、見たことない。


あんなイケメン居たら、学年でも有名になるだろうし







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さっきのハンカチのイケメンのことばかり考えていたら






『みんな揃ったか？そろそろ席着けー』




担任のキムジウン先生が教室に入って来た。







『みんな進級おめでとう

今年は受験生だから沢山勉強しないとだけど、

まあそこは俺が精一杯サポートするから一緒に頑張ろうな』






2年連続私の担任はジウン先生





そう言えば去年の今頃は




" 2年は高校生活の中でも1番楽しい学年だからな！

修学旅行もあるし、まあ勉強は程々に頑張れよー "



なんて言ってた気がするのに。





3年生になると



" 勉強 "


" 受験 "


" 将来 "



嫌でもこの言葉たちが付き纏ってくる。




将来の夢も


学びたいジャンルも


行きたい大学も




何もかも決まっていない私



…はぁ、この先大丈夫かな




窓際の1番後ろから1つ前の席。



何となく外を眺めれば、


雲一つない真っ青な空が広がっていた。










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『あ、そうだそうだ 入ってきて』


そう言って廊下の方に手招きをするジウン先生




" 失礼します "



入ってきたのは…さっきの彼だった。





『今年からこのクラスに転校生来たから、

じゃあとりあえず自己紹介してもらってもいい？』





『はい、父親の転勤の都合で今年からここに引っ越して来ました。

ソンハンビンです。よろしくお願いします。』





ここは理系クラスだから


40人中女の子は12人しか居ない。




それでもみんな彼の顔を見てキャーキャー言っている。







…ソンハンビンくん、っていうんだ


どおりで見たこと無かったわけだ。





この大事な時期に環境が変わるなんて可哀想だな、、




なんて思っていたら







『…おいA、先生の声聞こえてる？』




「…へ？あ、はい」




『その感じ、絶対聞いてなかっただろ』




「…すいません、聞いてませんでした」




『手挙げてって言ったんだけど』





「…あぁ、はい」


なんで手を挙げなければ分からないけど、

とりあえず言われた通りに手を挙げる





『今手挙げてるやつの後ろの席が、ハンビンの席ね』









確かに、私の後ろまだ来ないのかなって思ってたけど



まさか彼の席だったとは

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