BOYMEN☆GIRL＊7＊ (ページ29)

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ただ、ちょっとだけ悲しいって思うのは。

この雑誌の表紙が那々世ってこと。

それは、那々世が悪いってことじゃなくて、

ただ負い目を感じてるだけ。

那々世は何にも悪くなくて頑張ってるだけなのに。

頑張ってるのは、みんな一緒。

那々世だって、ボイメンのみんなだって、

それはもちろん私だってそう。

そういえば、ボイメンのみんなは確か今は那々世とドラマ撮影してるんだよね。

那々世だって次のステージに行ってる。

私も次のステージに行かなきゃ。

.

.

…

…

「大丈夫ですかっ！」

あ「…大丈夫です。」

ずっと一緒にいてくれた沙樹と美央にはもう帰ってもらった。

しばらく過呼吸も出なくなったし、2人にも悪いし。

でも、2人がいなくなった時、また出てきて…。

でも、2人には言えないまま。

もう迷惑かけたくないし。

2人を安心させてあげたいから。

しばらくすると、立ちくらみは治った。

あ「ほら！もう大丈夫です！
この通り笑笑」

「なら、良いんですが…。」

あ「心配してくれてありがとうございます！
またお仕事よろしくお願いします！」

スタッフさんには何とかごまかせたみたいだけど。

マネージャー「…麻衣。」

あ「マネージャーさん。」

マネージャー「体調管理も仕事のうちよ。」

あ「…ごめんなさい。」

やっぱりマネージャーさんにはお見通しみたい。

マネージャー「フォーチュンはあなたの事情は分かってるつもりよ。

だから、1人で抱え込まないこと。」

あ「はい…、分かってます。」