Ｄａｙ８ ページ10
･
『んん〜、美味しい。』
千｢ホント美味しそうに食べるよな。｣
ひょーまはチーズケーキを食べながら私の食べている姿を微笑ましそうに見つめていた。
『ほら、甘いもの食べるの久しぶりだからさ、余計そう感じちゃって。』
千｢あーダイエットしてたよな。｣
半年ぐらい前に部活に入らずにだらだらしていたため、お腹の肉が少し気になって、断食しようとひょーまに相談したら秒で断られた。
だから最近は家でプランクとかをやっている。
千｢あんときはマジで焦った。｣
『えー、本気だったのに…。』
千｢可愛い彼女が倒れたら困るんだって。｣
そう言われると未だになれないせいか、顔に熱が集まった。
『でも、ひょーまだって細い子の方が良いでしょ？』
千｢お前はじゅーぶん細いっつの。｣
『だからそんなことないって…』
最近のアイドル…強いて言うならＫ−ＰＯＰアイドルの人とかはみんな細くてお人形さんみたいですごく羨ましい。
千｢Aはじゅーぶん可愛いし綺麗だから。あ、俺それ食べたい。｣
私は口に入れようとしたフレンチトーストをひょーまの口に入れてあげた。
『美味しい？』
千｢ん、おいしい。俺のも一口食べる？｣
『え、いいの！？食べたい。』
今度はひょーまが私の口にクリームをのっけたチーズケーキを入れてくれた。
『んん、これ美味しいね！』
美味〜と言いながら笑みが溢れる。お持ち帰りできないのかな、これ。
千｢ｼﾞｰ…｣
『？どうしたの？』
ひょーまからの視線に気づいて尋ねた。私の顔になんか着いてるかな…？
千｢Aさ、ちょっと目瞑ってて。｣
『？分かった。』
言われるがまま目を瞑った。
ペロッ
口の端になにかが触れた気がして目を開けると、
千｢口の端にクリーム着いてたから、食べといた。｣
『…へ？』
状況整理ができず、しばしボーッとした。は？
『ちょ、ちょちょ何やってんの！？ここお店！人いる！たくさん！』
千｢うん、知ってる。｣
悪びれもせず何言ってるんだ、と言う顔でこちらを見上げてくる。
『なんでそんなに恥ずかしいことできるの……』
熱が収まらないままよろよろと座る。
千｢んー、だってAとたくさんイチャイチャしたいし。｣
『理由になってない……』
私は彼にずっとどきどきされっぱなしだ。
･
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 447人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
Runa - めっちゃ面白いです！次の更新待ってます！ (3月11日 17時) (
レス) id: 5f661ba308 (このIDを非表示/違反報告)
琴瑛(プロフ) - 羽鶴さん» はい、大丈夫です！ (8月4日 8時) (レス) id: b47bfe0c1f (このIDを非表示/違反報告)
羽鶴(プロフ) - 琴瑛さん» そうですぐれーぷふるーつです(^_^)上手なんてそんな、琴英さんと作品への愛は紙一枚では伝わりきらなかったかも…。載せて大丈夫です！見て下さったということで、画像は削除しても大丈夫でしょうか？ (8月3日 23時) (レス) id: fcd2bda98b (このIDを非表示/違反報告)
琴瑛(プロフ) - 羽鶴さん» 全然見れなくてホントにすみませんでした…切腹案件です。申し訳ありませんでした。 (8月3日 10時) (レス) id: b47bfe0c1f (このIDを非表示/違反報告)
琴瑛(プロフ) - 羽鶴さん» ぐれーぷふるーつ様ですか！！？？全然返信できなくて申し訳ありませんでした。とても御上手でビックリしました！！載せても大丈夫ですか？ (8月3日 10時) (レス) id: b47bfe0c1f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：琴瑛 | 作成日時：2023年2月12日 13時
