箱入息子。 (ページ10)

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教師×ヤンキー10 ページ10

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「じゃあこれからよろしくな。小太郎くん。」

「何でまた小太郎くんに戻ってんだよ。こたでいい。」

結局、俺はこのオッサンと付き合うことになっちまった。

まあ、悔しいけど、気持ち、良かったし、、、別にいいか。

時計を見ると、もう夜の10時だった。

「おい、オッサン。もう帰れよ。満足だろ。」

「こた、俺のことオッサン呼ばわりせんでや。ちゃんと名前で呼んでほしい。」
　

ちっ、めんどくせぇ。
　

「清春、もう帰れ。邪魔。」

「、、、分かった！じゃあまた明日来るね。」

「は？明日も来んのかよ。くんな。」

流石に毎日来られんのはキツい。
精神的にも、、体力的にも。

でも、おっさ、、清春は、何も悪びれず、

「来るよ。だって恋人やもん。安心して。来るだけ。やんないから。」

と言った。

、、、ほんとかよ。
まぁ、来ても入れなきゃいいだけか。

「勝手にしろ。」

「ありがと、こた。じゃあ俺帰るわ。」

清春はやっと玄関の方は行った。

やっと帰ってくれると思ったのも束の間、
玄関から俺を呼ぶ声がした。

「こたー？早く来てー」

「あ？なんだよ。」

まだ帰らない清春に苛立ちを覚えながらも、何かあったのかと思い、玄関に行く。

しかし、玄関で待っていたのは手を広げた清春だった。

「何？早く帰れっつったよな。」

「けど、やる事やってないから帰れない。」

「じゃあさっさとやって帰れや。」

「いいの？じゃあ、、、」

清春はそう言って俺の腕を引っ張り抱きしめてきた。

「は？！お前何やってんだよ！離せ！」

咄嗟に離れようとするが、びくともしない。

コイツなんでこんな力強えぇんだよ。

「だってやる事やっていいってこたがいったんやで？だからやってんのに何で俺怒られてんの？」

やる事ってそういうことかよ。
安易にあんなこと言うんじゃなかった。

「もういいだろ。離せよ。」

数秒大人しくしてから離れる。
やっと帰らせれる、、。

「じゃあもう帰れ、、っん！」

いきなり腕を引っ張られ、キスをされる。
しかも結構深いやつ。

コイツ、、

深く長いキスがやっと終わり、清春は、

「よし。じゃあ帰るわ。また明日な、こた。」

と、呑気に出て行った。

「マジでなんなんだよアイツ、、、」