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スターレベルテスト-03 ページ4

ズハオ「わぁ、すごいね、ハルト達」
A「本当に自慢の弟たちだよ」


ハルトがオールスターを、ミン、アントニーが3スターを獲得したことで少し涙目になっているA。
さっきまで笑っていたのに今度は泣きそうな顔をしているのがなんだか不思議で面白くて、フフ、と笑うと睨まれたので謝っておいた。
こんな短時間で印象を変えてくるAはすごく面白いし、可愛らしい子だなと感心した。


―――――


Side.G-You


しばし儲けられた休み時間。
少しメイクを直してハルト達と席へ戻ろうとすると、私だけスタッフさんに呼び止められた。
どうやら休憩明け最初の出番が私らしい。


A「うわ、ついに来た」
ハルト「ファイティン!大丈夫だよ」
ズハオ「A頑張って〜」


さっきまでわいわいと話していた弟達と、何故かそこにいたズハオの声援を受けて控室で休憩が明けるのを待っていると、GグループとKグループそれぞれ4人組がやってきた。
どうやら私の次に出番らしく、私と同じくここで待つように言われたらしい。

話を聞くとウィエファのGグループとKグループらしいのだが、全員身長が高い。
私より遥かに高い。


A『背高…』
ハオ「え?」
A「あ、すみません…なんか私捕まった宇宙人みたい…」
ユジン「身長何cmですか?」
ギュビン「ユジナ、デリカシーないんじゃないの…」


デリカシーないのはお前だよ、と思いっつも今の身長を伝えると、何故かお〜、という歓声が上がった。
2007年生まれのマンネ、ユジンは177cmらしい。今中学3年生なのでは?
奇跡の07に出会ってしまい、驚いている私にさらに追い討ちをかけてきたキムギュビン。


ギュビン「ヌナより年上はハオヒョンしかいません」
A「はい?」


リッキーまで年下なんて信じられない、と眉を顰めた私に笑いを堪えきれない彼ら。
こいつら結構失礼かもしれない。


ハオ「ごめんね、弟達が」
A「あ、全然!えっと、ジャンハオさん…?」
ハオ「オッパでいいよ〜堅苦しいし!」
リッキー「ヌナって呼んでもいいですか?」


04に見えないリッキーにヌナと呼ばれるのは慣れるまで時間がかかるだろうな、と思いつつ、いいよと返事をすると、僕も僕もと言い出したウィエファズ。
「ヌナ〜」と笑顔で呼んでくれる彼らは存外年相応なのかもしれない。


突然できた大量の弟達と一人の兄と話している間に休憩が明けるとのことで、私はウィエファズに応援してもらいながらスタンバイへ向かった。

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作者名:りらちゃん | 作成日時:2023年4月24日 22時

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