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シグナルソングレッスン-07 ページ25

ズハオ「ね〜僕にも化粧品のこと教えて」
A「ん、いいけど…私のでいいの?」
ズハオ「最近メイクの練習してるんだ〜Aのメイク綺麗だし教えてほしい」


教えてほしい、と目を見て言われると流石に恥ずかしく、分かった、と言ってすぐにご飯に目を移した。
それにしてもこのご飯、この後も練習することを考えると食べきれそうにない…


ハルト「Aちゃんもういいの?」
A「これ以上食べたら練習中に吐く」
ウンギ「ヌナ汚〜い」


隣で汚いと騒ぐウンギを軽くどつき(今度は痛〜い!と騒がれた)、満腹で運動したら死ぬよ、と言ったら彼は“まぁそうだけど…”と口をへの字に曲げた。
見る分には美味しそうだしお腹も空くのだけど、年齢のせいもあって揚げ物を大量に食べるのがちょっとしんどい。


ゴヌク「ヌナ、もう食べないんですか?」
A「あ、ゴヌクだ。う〜んもう食べれそうにないんだよね」
ゴヌク「少食ですね。じゃあ俺貰っていいですか?」


決して少食ではないのだが、確かに育ち盛りの君らと比べたら少食に見えるだろうね。
そう思いつつ、折角作っていただいたご飯を残すのも忍びなかったのでゴヌクが食べると言ってくれてすごく助かった。残飯処理みたいで申し訳ないけど。


ウンギ「とか言ってヌナはこの後お菓子食べるから」
A「甘いものは別腹だから」
P.ハンビン「ヌナ後でチョコあげる」
A「本当!?ハンビン愛してる」

ハルト「ヌナ!ポテチは!?」
A「まだいいかな、こういう時だけヌナ呼びするよねぇ」


何故かニッコニコのハンビンとむすっとしたハルト。
空いていた斜め前の席に座って私の残飯処理をしているゴヌクは私たちを見て馬鹿にするように鼻で笑った。

あれ、私たちさっき初めて話したばかりだよね?


A「ゴヌクって意外と生意気だね」
ゴヌク「え!なんでですか、礼儀正しいじゃないですか〜」
A「なんか距離の詰め方早すぎて怖い」
ハルト「うちのヌナいじめないでゴヌク!」


残飯処理してるのに〜と言うゴヌクに茶番を始めるハルト、それを見てゲラゲラ笑っているズハオ、引き気味のソンミン。
カオス空間だなぁ…と思っていると、ハンビンが、よければこの後一緒に練習しないかと誘ってくれた。

こちらとしては寧ろハンビンがよければ、の話になってくるのだが、どうせ練習するからとのことで、お言葉に甘えて一緒に練習させてもらうことにした。

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作者名:りらちゃん | 作成日時:2023年4月24日 22時

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