シグナルソングレッスン-04 ページ22
テレ「ヌナ〜」
A「テレヤ！」
L.ジョンヒョン「俺もいる」
A「ジョンヒョナ〜」
M.ジョンヒョン「僕もいるけど！」
そういえばWAKEONEズはハンビンとハルト以外全員3スターだったなぁ、と思い出し、なんだか事務所の練習室にいる感覚になって嬉しくなった。
私たちの会話を聞いていたビニに“Wジョンヒョンのことはどっちもジョンヒョンなのかよ”と突っ込まれた。
実は私も困ってはいるが、このジョンヒョンズのことは呼び慣れた方が強い。
イジョンヒョンを呼んでムンジョンヒョンが反応した時は、イジョンの方、と訂正しているので面倒ではある。
A「WAKEONEズ皆でオールスター行けたらいいなぁ」
ミン「Aなら行けるよ」
その為には練習しないとね、と言ってなんとなく取っていた休憩を終えて練習を再開する。
正直WAKEONEズの実力なら全員オールスターを狙えると思う。
待ってろよハルト、ハンビン、すぐ追いつくからな。
A「ズハオ、ここってどうやってる？」
ズハオ「ん〜？ここはね〜…」
A「あ、このタイミングなんだ。ありがとう！」
オールスターに一番近い3スターが現時点で一番熱量が高いらしく、いろんな練習生(と言ってもダンスについては殆どズハオに便りっぱなしなのだが)と助け合いながら和気藹々と練習が出来ていると思う。
WAKEONEズやメテュビンのおかげで、他の子達もKG関係なく気軽に話せるようになっているみたい。
ゴヌク「あの、Aヌナ…」
A「ん！？えっと…ゴヌクくん？」
ズハオが休憩で外に出てしまったので、その間にゆっくりと細かい所を調整しようと一人で練習していたら突然話しかけてきたパク・ゴヌク05生まれ。
びっくりしてしまい、でけ〜…と思いながらゴヌク君のことをボケーっと見ていたら不思議そうな顔をした後、ここの振りなんですけど…と話し出した。
ゴヌク「もうちょっとこうしたら良くなると思います。怪我のアレかもしれないですけど…」
A「こう？」
怪我のことを話題に出すのは失礼だと思ったのか、すみません、と謝るゴヌクくん。
自分ではわからないので、そういう指摘は凄くありがたいよ、とお礼を伝えるとニコニコと赤ちゃんのような笑顔で“よかったです”と言うのでまたびっくりしてしまった。
スターレベルテストの時から怖い子だと思っていたけど実は年相応の赤ちゃん…？
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作者名：りらちゃん | 作成日時：2023年4月24日 22時
