Cineraria (ページ21)

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シグナルソングレッスン-03 ページ21

翌日、スターレベル別に分かれてのレッスンがスタートした。
Gグループの3スターがかなり多く、人数の割に練習室が狭くて熱気がすごかった。
私以外男の子だから尚更狭く感じる。すごい。

ダンスのレッスンはヨンジュン先生で、オールスターを狙えるぞ、と士気を高めてくれたりとにかく楽しいレッスンだった。

K VS Gのバトルではゴヌクくんとズハオの激しい戦いにヨンジュン先生が口元を抑えて大興奮している姿を見て何故か私が誇らしくなってしまったし、マシューとソンの方のハンビンくんのバトルには胸が熱くなった。
まぁ皆出会ってまだ数日なんだけど。

マシュー「A…さん！」
A「あ、マシュー…くん」
S.ハンビン「なんで二人ともオマケみたいな敬称の付け方してるの」

勝手にマシューと呼んでいたが、実はタイミングが無くてまだ話せずにいたのだ。
初めて話すのにいきなり馴れ馴れしく呼ぶのは良くないかと、と言うマシューに、私も、と頷くとこちらも笑顔になってしまうくらいの可愛い笑顔が向けられた。

マシュー「ハンビニヒョンと同い年ですよね？ヌナって呼んでもいい…ですか？」
A「勿論。メテュって呼んでもいい？」
S.ハンビン「僕はAって呼んでいい？」

同じ笑顔、違う雰囲気。
メテュもハンビンも爽やかは爽やかなのだが、お花が舞うタイプの爽やかとキラキラの絵文字が舞うタイプの爽やかという違い。

さらにズハオともケイタともまた異なる。爽やかって200種類あんねん…

私は既にWAKEONEのハンビン(パクの方)をハンビンと呼んでいるので、ソンの方のハンビンをどう呼ぶか悩んでいるところだ。

S.ハンビン「普通にハンビンでいいじゃん」
A「パクの方もハンビンじゃん」

今みたいにどちらかのハンビンしかいない時はいいかもしれないが、この後2人のハンビンが同じ場所にいた時凄く困るのが目に見えているし、実際Wジョンヒョンにも今困っている。

メテュが“ハンビニヒョンはハンビニヒョンだしなぁ…”と呟いているのを聞いて、とりあえずソンの方のハンビンのことはビニとでも呼ぶことにした。