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シグナルソングレッスン-01 ページ19

翌日、昨日は見られなかったシグナルソングを私たちGグループがやっと見られる日。
凄く爽やかで、ザ・シグナルソングという感じの歌。
地声が低い私には凄く歌いやすく、苦戦している皆を見て少し申し訳なくなった。


ハンビョル「誰か歌ってみる?」


そう言われ殆どの練習生が視線を下げる中当てられたGグループのマンネタクト。
皆が歌いたくない、と視線を下げる中、音を外しても堂々と歌うタクトを純粋に尊敬した。

彼の前向きな姿勢を感じているのか、先生方も笑顔で答えてくれている。
実力は後から付いてくる物で、今のタクトに必要なものはこういう積極的な姿勢だと改めて実感した。


ソルジ「A歌ってみて」
A「お、はい!びっくりした」


ハオオッパが完璧に歌ったのを見て、上手いなあ〜と感心していると突然名前を呼ばれ、ついビックリしたと声に出してしまった。
隣のズハオも先生も笑っているしで、少し恥ずかしい気持ちを咳払いで誤魔化してシグナルソングのサビを歌う。


A「불을 켜줘 우리의(火をつけて 僕らの) Showtime〜」
ソルジ「…うん、完璧」
ハンビョル「基礎がしっかりしてるね、良い声だ」
A「ありがとうございます」


無事に歌い切り、先生からもお褒めの言葉を頂く。
練習生98人+先生2人の合計100人、200個の目に見られながら習ったばかりの歌を披露するのは流石に緊張した。

今後ステージミッションもあるし、こんなことで緊張していられないのだが。


A「ふぅ、緊張した…」
ズハオ「やっぱ上手だね、A」
A「うーん、女だからちょっと皆に申し訳ないな。私には歌いやすい音域で…」
ズハオ「音域があっててもAみたいに歌える人って然う然ういないよ」

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作者名:りらちゃん | 作成日時:2023年4月24日 22時

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