Cineraria

スターレベルテスト-13 ページ14

その後、カナダ出身のマシュー、マシューの親友ソンハンビンくん等沢山の印象的な練習生のパフォーマンスがあり、ついにここに来て初めての友達(だと思っていいのかな)、ズハオのパフォーマンス。


彼の【 ダンス“王”ズハオ 】というフレーズを聞いて、ハルトと可愛いね、とニコニコしながら見守る。
クランプが得意と言っていたこともあり、ズハオのパフォーマンスには圧倒された。
というか、ズハオのダンスが私好みすぎるかもしれない。


A「ズハオすごい…これ絶対」
ハルト「オールスター」


だと思ったのだが、結局ズハオは私と同じ3スターと評価された。


ハルト「ヒョンおかえりなさい！」
A「お疲れ様！ズハオ絶対オールスターだと思ったのに」
ズハオ「そう？ありがとう。でもAとお揃いだ」


自分のゼッケンと私のゼッケンを交互に指差して”お揃い”というズハオ、かなりあざといと思う。
それを見たハルトはちょっと拗ねていて、アントニーも”ならワシもお揃い”と参加してきた。


―――――


そしてついに、KグループのWAKEONEの出番。


アントニー「きたよ」
A「楽しみ」


光栄なことに、GグループのWAKEONEが好評だが、と話に出されて少しニヤニヤしてしまう。
そんなわたしたちを見て、ハンビンはニコッと(いや、ニヤリかもしれない)笑い、僕たちはなんでもできると言い張った。

実際パフォーマンスを見ると、WAKEONEズとは練習も一緒にしていたので実力は分かっているつもりだったのだが、私たちと一緒にいた時より遥かに上手かった。
いや、あれ？こんなに上手かったかな？


ハルト「この程度なら…」
A「ちょっと…今日はうますぎ」
アントニー「一緒に練習してた時は手を抜いてたのかな？」


KグループのWAKEONEズはハンビンがオールスター。
同事務所の贔屓目無しで本当に皆上手だったし、全員オールスターでもいいくらいなんだけど。


大注目のフイ先輩のパフォーマンスも終わり(本当にすごかったしちょっと泣きそうになった)、全てのスターレベルテストが終了。


結果、スター数を30個以上多く獲得していたKグループの勝利に終わった。
私は自分のゼッケンに付いた３つのスターを見て、なんだか申し訳ない気持ちになった。

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