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天「だから何で？どうして返さずに帰ってくるんですか。返しましょうよ5万円。」
で、再びお金を返さず炬燵の中へ戻ってきたコタくん。本当あの時のコタくんなのか。天があのまっしろなでっかいのだったことより怪しい。
炬「…恋したことある？」
天「…え？」
炬「シリコンバレーのおじさんだかのもとで過ごした青春時代にさ、金髪ギャルと目眩く恋をした経験ないの？」
天「僕ですか？」
炬「金髪じゃなくてもいいけど。」
ありきたりな恋でもいいからさ、とどこか遠くを見つめるコタくん。
炬「人を本気で好きになったこと。」
天「あります！」
「え、」
"人を本気で好きになったこと"に即答する天を見てなんだか胸が痛い。ちくちく？ズキズキ？そんな感じ。
コタくんに元カノがいてもいいけど天に想われた人、天が興味を持った人がいるのは何となく嫌だ。
猫だった時、いつもコタくんに撫でられやがってこのもふもふめ！と言う気持ちで上に乗ってやった時、私のこと気にもとめてなかったくせに。
…て何を考えてるんだ私は。
炬「返そうと思って会いに行って、けど返せなくて帰ってくる。わかるだろ。」
私のこのモヤモヤの意味もそうだがコタくんが言ってる意味は全くわからない。
天「わかりました。代わりに僕が行きます！あわせる顔がないんでしょ？本気で好きになった人に対して。」
そうしている間に再び着信。
天「あまりに自分が情けなくて。」
炬「じゃねぇよ…そうじゃねぇよ！余計なことすんな！」
声を荒げるコタくんはひとつため息を吐くとボタンを押して着信を切ってしまった。
"サイテー。信じられない"
"お金ががないのか。ないんだろ
どうせそういうことだろ"
"今日のところは帰るけど
ぜったい返してもらうから"
"ぜったい忘れないから！"
"最悪"
立て続けに送られてきた元カノさんからのメッセージは画面越しでも怒りが伝わる。
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はんぺん(プロフ) - えりさん» ありがとうございます！嫌な予感がして更新止めてたのですが大的中で元ネコが現れ(次週)どうしようかと…どうにかがんばります！ (2023年2月28日 7時) (
レス) @page17 id: 51fb906a7a (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - すごく大好きな作品です！！無理のない作者様のペースで頑張ってください！ (2023年2月21日 1時) (レス) id: 0680202c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はんぺん | 作成日時：2023年1月24日 12時
