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天「よしっ！じゃあ準備しよ！」
「は？」
天「ごーはーん！」
「え、あ、ちょっと！」
手を掴んでぐいっと引っ張られる。台所には今朝届いた天宛の段ボール。
天「これの出番です！」
「…これなんなの？」
天「ふっふっふ……じゃーん！」
ガバッと段ボールを開けた中には何かの型。この形…
「お寿司？」
天「うん！さ、コタくんが帰ってくるまでに準備準備！」
名前ちゃんご飯よーい…ドンッ！なんて掛け声をかけられるとついつい反射的にご飯を用意してしまった…何やってんだ私。
天「お酢をご飯に…このくらいかな？」
「もう少しじゃない？」
天「このくらい？…あー、コタくん喜んでくれるかなぁ。」
「コタくんよりあんたが既に嬉しそうなんだけど。」
ふわふわへにゃへにゃ笑顔の天はえへへ、なんて言いながら酢飯を作っていく。
天「あ！コタくんの気配！」
「は？」
そう言って手をサッと洗った天は玄関に駆け出す。…コタくんのこと何でもわかったようなアイツはやっぱりムカつく。
お米と酢を混ぜていれば天の言う通りコタくんが帰ってきたようで玄関の扉が開く音が聞こえる。
天「おかえりなさいっ！」
炬「……。」
天「おかえりなさい。」
炬「…ただいまっ。」
元カノさんの声が聞こえないあたり"お別れ"してしまったことは明白だったが何だかコタくんの声色は明るく聞こえた。
こう言う時アイツには負けるけれど私もまだ耳がいいように感じる。猫の名残？
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はんぺん(プロフ) - えりさん» ありがとうございます！嫌な予感がして更新止めてたのですが大的中で元ネコが現れ(次週)どうしようかと…どうにかがんばります！ (2023年2月28日 7時) (
レス) @page17 id: 51fb906a7a (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - すごく大好きな作品です！！無理のない作者様のペースで頑張ってください！ (2023年2月21日 1時) (レス) id: 0680202c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はんぺん | 作成日時：2023年1月24日 12時
