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天「最悪。いいんですか？5万円借りた、別れた、返してって言われた、けど返さない。今ここですよね？！」
指を1本2本と増やしながらコタくんに今の状況を伝える天。
「本当にこのままでいいの？」
天「返さないんですか？」
炬「返さないなんて言ってねぇだろ。」
天「返す気はあるんですか？」
返す気はあるけど返したら終わっちまうと言うコタくん。
炬「もう2度と？電話も？メッセージも来なくなる。完全に終わっちまうだろ。良いんだよ最低でも最悪でも。見ろほら！"お金を返さない限り、ぜったい忘れないから！"あっはっは…」
笑って現実逃避して、自分の思いを伝えることなく、最低最悪な気持ちでも構わないからと元カノさんを繋ぎ止めようとしている様は痛々しいと言うかなんというか…
「きも…」
炬「キモいって言うんじゃねぇ！良いんだよ…」
これしかねぇんだよ…と嘆くコタくんに私も天も何も言えなくなってしまった。
天「はい、コタくん。名前ちゃんもどーぞっ。」
「ありがとう…あちっ！」
猫舌なのは私が元々猫だったからなのか、ふーっと息を吐き冷ましながら飲む。…おいしい。天がくすっと笑った気がするけどムカつくから無視。
炬「人数合わせで呼ばれた飲み会で向かいの席だったんだ。」
天「はい。」
炬「大学の時の同期が催した新しい出会いと親睦を深める会。」
天「コンパですね。」
コンパって今も使うのかな…と疑問に思うもののコタくんは話を進めていく。
炬「1人遅れてきた子がいて、入ってきた途端"彼氏と別れたー！"…2年付き合ってた彼氏と別れたって話を始めてそれまで皆何話そうか、何から切り出してどんな話で盛り上げようか、内心心浮き立ってたところで一転して、遅れてきた子のケアよ。」
大丈夫ー？何飲むー？何食べるー？つらいねー！しんどいねー！わかるわかるー！なんて皆がなぐさめだしてその子のための飲み会になってしまったらしい。
炬「その時向かいにいた彼女が言ったんだ"あー言う子苦手"。」
それに対してコタくんも苦手だと返したことから2人で抜け出して…
炬「抜け出そうって言ったの向こうだけど。カラオケ行って、歌って歌って、呑んで呑んで、呑んで歌って…"付き合おう？彼氏になれー！なるー！"お酒とカラオケはどれだけのバカップルを生み出してきたんだろ。」
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はんぺん(プロフ) - えりさん» ありがとうございます！嫌な予感がして更新止めてたのですが大的中で元ネコが現れ(次週)どうしようかと…どうにかがんばります！ (2023年2月28日 7時) (
レス) @page17 id: 51fb906a7a (このIDを非表示/違反報告)
えり(プロフ) - すごく大好きな作品です！！無理のない作者様のペースで頑張ってください！ (2023年2月21日 1時) (レス) id: 0680202c8f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：はんぺん | 作成日時：2023年1月24日 12時
