私の生存ルートどこですか？【順平女成代わり】【呪術廻戦】

:Re;:\/ ページ46

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『＿＿じつは、私は吉野Aではありません』

「…？」

『私はこの身体の持ち主＿吉野順平になる前の記憶を持ってるんですけど』

「…で？」

『私の記憶によるとこの呪術溢れる世界は愛読していた漫画の世界通りでして…ある一定の過去と未来は記憶してます』

「少々予想外の所と信じ難い内容だが…だから私の正体も知っているという事か」

『名前も知ってるよ、読めんかったけど』

「名前まで…？」

『天元様が言ってた。なにあの実家ののほほんとしたおじいちゃん感漂う人』

「天元まで知っているか、まぁ信じる信じないはともかく、辻褄はあった」

『せっかく頑張って痛い人になるの覚悟して話したのに信じないと…？』

「私の予想ではなんらかの術式で未来から飛ばされてきたからだと思っていたのだが、信じ難いが理解はした」

『理解はしたが信じたくはないと、なるほど』

「よくわかんないけど今流行りの異世界転生…？何回死んでやり直したの？」

『それはリゼロ、あと私は死に戻りしてないです一回も死にたくないです死んだら死ぬからそんなわくわくした顔しないで』

「それじゃあ私がこれからやろうとしている事も知っているわけだ」

『まぁ…はい』

「止めないのかい？」

『はぁ？？？私が止めれるとでも？？？邪魔になったら即殺されちゃうの分かってるかんな原作ではもう吉野サンは死んでるからいつ死ぬか分からないのに』

「それでAは死なないことに全力なんだね」

『そゆこと』

「ちなみに体の本人はいつ死ぬ予定だったのかな」

『学校で宿儺の器と対面したときまっひーに呪霊にされて体が耐えられなくて死にました』

「えっなにそれカワイソー」

『お前が言うなし』


ふぁぁ、今まで誰にも言ってなかったからモヤモヤしてたんだよね

やっと言えてめちゃくちゃスッキリ


『ほら、ちゃんと正直に話したでしょ？早く焼肉行こ！！！』

「俺も行く〜！」

『まっひー来たら二人なのに四人席貰わなきゃいけないからヤダァ』

「ひっど！Aが空気椅子したらいいじゃん！」

『あ、まだ一歳とかだしお子様用の椅子借りてくればいいのでは』

「パパ嫌い」

『む、息子よ…すまない、ママに貸し切りにして貰おうね』

「それ以上謎の家族ごっこを続けるならこの話は無かったことにしようか」

『わーすぐる様すき〜かっこいい〜早くいきましょ〜！』


先導して玄関へ向かう。

そのせいで額に継ぎがある男が企むように笑うのにも気づかなかった。
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