手手 ページ23
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意識が覚醒する
目を開けると、見慣れない木の天井
今時木張りの天井なんて珍しいな、そういえば私なんでここで寝てるんだろ
「ん?起きたんだね、おはよ」
『おはよう、ございます?』
「全くアイツも何考えてんだか、ホイホイ拾ってきちゃって」
目の下に隈が絶え無さそうな黒髪白衣の美人さん
家入さんんだな
『拾われ…?』
「嗚呼、そういえば気絶していたんだったな。君今日からココの生徒ね」
『え…?』
「まぁ詳しい事はお友達に聞きな」
『???』
なにがなんやらこんがらがっているとバンッと勢いよく扉が開いて悠仁が入ってきた。
「よかったーーーー!A!もうマジで死んだと思ったんだぞもぉー!」
『悠仁こそ穴だらけだったけど大丈夫なの…?』
「それはウン、治療してもらったからもう俺は平気」
『なんてタフ』
「僕もきたよ〜」
『悠仁危なそうな人が来たよ離れよう不審者だ』
「え?何めちゃくちゃ最初から辛辣じゃんこの子」
悠仁が説明してくれたことをまとめると
あんだけの問題おこしたのに悠仁がお願いして五条先生がペロッとなんとかしたこと
五条先生が高専に行けるように手配してくれたこと
私の持ってた指はナナミンが持って行ったこと
『なんか…すみません、至れり尽くせりなのに不審者とか言っちゃって』
「まぁ可愛い生徒の頼みだ、その代わりちゃんと説明してくれるよね?色々と」
目隠し越しなのになんでまぁこんなに見透かされてるような気になるんだろう怖い
取り敢えず、ぼろが出ないように慎重に話そう
母が殺されそうになって脅されていたこと
母は何も知らないし何も見えない人であること
ツギハギ呪霊になんか気に入られて気を抜けば連れていかれそうなこと
『このくらい話せば十分ですか…?』
「うん、まだ聞くことあったら今度聞くよ。それより君はこれから此処の生徒なわけだけど、ここは全寮制だ。一旦かえって荷物とか取りに行こう?」
『もう…帰れないです、これ以上母を巻き込みたくないので、もしアイツ達に見られたら、また母さんを利用されたらたまったもんじゃない』
「ふーん、まぁいいけど。とりあえずは今年の一年生と合流してもらおうかな。悠仁は今ちょっと事情が複雑なんだけど死んだことになってるから秘密にしてもらえると嬉しい」
『りょ』
「返事めちゃくちゃ軽くて僕心配なんだけど」
『大丈夫です私世界一嘘がうまいから』
「今ので信用度が地の底に落ちたって話しする?」
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YAMABUKI(プロフ) - 吉野ちゃんと周りのキャラのやり取りすごく好きです!続きってありますでしょうか……? (8月8日 12時) (レス) id: 457a48b784 (このIDを非表示/違反報告)
いおり(プロフ) - りんごりんごさん» 早く稲妻行きたいですね! (2021年6月23日 10時) (レス) id: d00de8216f (このIDを非表示/違反報告)
いおり(プロフ) - 孤爪鉄朗さん» そう言って貰ったおかげで続き書けました() (2021年6月23日 10時) (レス) id: d00de8216f (このIDを非表示/違反報告)
小兎姫 - 更新嬉しすぎて飛びました…ありがとうございます(;;)たくさん拝みます… (2021年6月22日 9時) (レス) id: b71468833c (このIDを非表示/違反報告)
りんごりんご(プロフ) - テイワット、わかります…。ちなみに私はテイワットの璃月にいます((( (2021年6月21日 16時) (レス) id: b183efc2f4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:いおり | 作成日時:2021年1月8日 15時