エピローグ ページ46
〜No.side〜
コルネーリアという名で呼ばれる女は、満足そうに小瓶を眺めている
その小瓶は、見る人が見れば、ただのある小瓶。見る人が見れば、最高の小瓶だった。以前にもこの女はこの小瓶を手にいれ、喜んでいた
小瓶の横にはパソコン。画面には、敦とA、探偵社員らが映っていた
小瓶に″中島敦__月下獣″と書いた付箋を貼り、その小瓶を棚の中にいれる。
棚には、小瓶は同じ形をしているが、中身の液体が個々異なる。そんな小瓶が数えきれない程入っていた
男「今回は結構良かったんじゃないか?急ぎすぎたせいか、かなり早めに成就させたが……自然だったと思うぞ」
″武郎″という名で呼ばれる男は、珍しく微笑みながらパソコンを見つめていた
女「ふふん!どうどう?私ってやれば出来る子だから、もう文句なしじゃない?」
ドヤ顔をかます女に、男は冷たく″ましになっただけだ″と言い放つ
女「ねー武郎。いつぞやで手に入れた川端康成の能力、次の子に使っていいかな?」
女は男の方を振り向き尋ねる
男は驚き、″はあ!?″と声をあげ、怒鳴りあげようとしたが、何かを考え始めた
男「……そういうのは計画的に報告してくれ。自然にやれよ?」
珍しく許しを貰った女は″わーい!″と回転椅子の上で椅子ごとくるくる回り始めた
女「次は平穏にいくから!」
そう言って女はウインクをした
男「……」
女は手に、「年下弟系男子×年上姉系女子」と書かれた漫画を持っていた
男「……まぁ、設定が捗るならそういう本も読んでいいから」
男は女を放置し、棚から一つの小瓶を取って手渡した
女「さあー!もう
その小瓶には、川端康成の名と、能力名が記されていた
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果汁ジノ%(プロフ) - もちさん» ありがとうございます!べた褒め……めちゃくちゃ嬉しいです!新作の方も宜しくお願いしますね!( ´ー`) (2019年2月12日 17時) (レス) id: e1e76f0140 (このIDを非表示/違反報告)
もち - 初コメ失礼します。果汁ジノ%さんの作品とても好きです!このシリーズ最初から読んでいて、物語の設定や進め方がとても素晴らしいと思いました!イラストも上手で尊敬します!これからも頑張って下さい!! (2019年2月12日 15時) (レス) id: 41bd20641c (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 果汁ジノ%さん» (。・_・。)ノ (2019年2月11日 20時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
果汁ジノ%(プロフ) - りんさん» ありがとうございます!黒の時代の話はすぐに終わると思うので、続編までの息休め程度に思っておいてくださいね! (2019年2月11日 19時) (レス) id: e1e76f0140 (このIDを非表示/違反報告)
りん(プロフ) - 次の作品楽しみにしてます (2019年2月11日 18時) (レス) id: 5016550d2e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:果汁ジノ% | 作成日時:2018年9月8日 7時