朔間家の末っ子は、兄たちに溺愛されています！

教祖の家 ページ23

ーイギリスー
凛月目線


凛月「ほんとにまーくんも来て大丈夫だったの？モーちゃんとか心配しない？トリスタ、SSに出るのに、こんな時期に抜けて大丈夫？」

真緒「心配すんな。俺は自分の意志でここに来てる訳だし、練習出てない分は何とか乗り切るさ。」

凛月「...それならいいんだけど...。」

真緒「逆にそっちの方こそ大丈夫か？イギリスにいる人達は人間が嫌いなんだろ？今更だけど、本当に付いてきてよかったか心配なんだけど...。」

零「その分については、次期当主の我輩もいるし、あの人たちはAの前では手荒なことは出来んし大丈夫じゃろう。」

凛月「兄者、お父さんとお母さんは？」

零「演奏会は前々から決まってたから、変える訳にはいかないし、終わってから超特急で来るって言っておったぞい。」

凛月「...そっか。それにしても、まさか、エッちゃんが何の条件も無しにプライベートジェットを手配してくれるとは思ってなかった。スーちゃんに頼むつもりだったけど...。」

真緒「後輩に迷惑かけずに済んで良かったな。まぁ、後から何か言われるかもしれないけど、今はAの方が優先だし、会長もそこまで鬼畜な条件は出さないと思うぞ。」

凛月「そうだね。...ついたよ、俺たちの一族が隠れ住んでる所。」

真緒「うぉっ。本当に薄暗いし、なんか気味悪いな。このでかい建物の中にAはいるのか？」

零「多分のう。前、誘拐された時はここにおったから。教祖の住まう屋敷らしいし、ここの確率が高いじゃろう。」

凛月「お母さん達も言ってたけど、俺もここ苦手。動きやすいけど、空気が嫌い。...開けていい？」

真緒「いいぞ。何が来ても大丈夫だ。」

A、待っててね。

あの日みたいに俺がちゃんとAのこと、助けるから。



...to be continued



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