あなたが好き。【トリップ】

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「零さん？機嫌悪いですか？俺、帰り道運転しましょうか？」

運転くらいなら俺でも出来る、代わろうかと提案してみたら、零さんに助手席を倒され、押し倒される

「零さん！？」

「うるさい」
そう言いながら口を塞がれる

「ぷはっ、零さん、どうしたんすか！」

キスも慣れていない俺には心臓に悪すぎる、そう思い、少し手で押しのける

すると今度は抱きしめられた

「よかった…、何ともなくて
目を覚ました時、みんなの前で抱きしめ、キスしそうになったよ…
A、お前は俺を1人にしないんだろ？」


少し震えてる…
あぁ、不安にさせちまった
誰よりも置いていかれることに敏感なんだ…
俺は零さんが死ぬまで死なない


俺は零さんをぎゅっと抱き返す

「俺は零さんを置いていかないです、大丈夫です」

「あぁ…」

少しでも安心するようにと、俺の気持ちが伝わるようにと強く抱きしめた






すぐ落ち着きを取り戻した零さんはいつも通りに運転をしている

するとスマホにメッセが届いた

《江戸川コナン》

【お兄さん、また今度お話しようね】


あー、めんどくせー…
何も答える気はないっつの
お前は主人公なんだから死なないし、俺は零さんが救われればいいんだよ


【俺は何も話さないよ、残念だな】
そう返しておいた

ついでに蘭ちゃん達にお詫びのメッセも入れておく

「コナン君からか？」

「よくわかりましたね、【お兄さん、また今度お話しようね】だって」

「ほぉ…、やはり頭のいい子だな」
と零さんはニヤリと笑う


少し、羨ましい
彼の、零さんの力になれるコナン君が
俺はただ未来を知っている一般人
なんの力も持っていない
いざという時に力になれない

年下、なんなら今は子供の姿の男に嫉妬しているなんて

自分の心の狭さに笑う


零さん、あなたの力になりたい









(起きたら評価とお気に入りが！！
ありがとうございます！

いつ零さんと男主をくっつけようか迷ってます。笑)

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