あなたが好き。【トリップ】

32 降谷side ページ32

Aにテニスを教え、ラリーをしていたら

「透さん！毛利さん達来ましたよ！」
と、Aに言われ！ラリーを中断した

毛利さん達を見つけ、声をかける

「あぁ！毛利さん達！こんにちは！」

「ジュニアの大会で優勝したらしいってポアロの店長に聞いて驚いたよ！」

「まぁ、その直後に肩を痛めてしまって、このサーブ、数は打てないんですよね、でも、教えるだけやら支障ありませんから」

「よろしくお願いしまーす！あ、Aさんも上手いですよね〜！さっきのラリーすごかったです！」

「彼には今日教えたばっかなんですけどね…、元々運動神経がいいんですよ」


正直、Aにみっちり教えてやりたい、が、頼まれた以上ちゃんと教えなきゃな…



「でも、大丈夫なんですか？体調崩されたって聞きましたけど…」

「ちょっと、夏風邪をひいただけですよ、週明けには、ポアロのバイトも復活しますし」

少し離れていたけどコナン君には聞こえたようだ、驚いた顔で俺を見ている

するとAに何かを話しかけている
Aを面倒なことに巻き込みたくない、そう思いコナン君の元へ行こうとしたら

ラケットが飛んでくるのが見え、
Aと同時に「「危ない！」」叫ぶ

すると
Aがコナン君を庇った

ラケットはAの頭に当たり、そのままAは倒れる

その姿に不安を覚えた

すぐにかけより、

「コナン君！動かさないで！蘭さん！早く医者を！」

頭を動かないように横に抱き抱える

横で彼にラケットを当てた人のグループが何か言ってる

「どこでもいいです！早く彼を運べる所へ！」

つい、大声を出してしまった

「じゃ、じゃあうちの別荘へ…！」

「ありがとうございます！」

A…、大丈夫だよな、お前は俺を1人にしないんだろ？

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